三菱パジェロの新型モデルでは、「Dynamic Shield」フロントデザインコンセプトをさらに進化させ、高級オフロードSUVにふさわしい堂々とした力強さとダイナミックなパフォーマンス感を演出しています。フードとヘッドランプの位置を上げることにより自信のある顔つきとし、コンビネーションランプをバンパー最外側に配置することで幅広感と安定感を演出しています。
リヤデザインにおいても大幅な改良が施されており、バンパーに立体的な厚み感をもたせ、バンパー下部のアンダープロテクターに水平基調のラインを用いることで、力強さと安定感を演出しています。パジェロスポーツの特長である縦基調のランプデザインを残しながら、さらに上質感のある洗練されたデザインへと進化させています。
外観の変更点として、フロントグリル・フロントロアバンパー・リアロアバンパーの一部をブラックからシルバーに変更し、新デザインの18インチホイールを装着することにより上質感の向上が図られています。
新型パジェロの内装は、スポーティSUVの運転の楽しさや快適性へのこだわりを表現した革新的なデザインとなっています。高いセンターコンソールからインストルメントパネルに繋がる金属調フレームをベースとしたデザインを継承しつつ、よりモダンな形状へと進化しています。
最も注目すべき変更点は、革新的なカラー液晶ディスプレイメーターの新採用です。この8インチデジタルドライバーディスプレイにより、先進的な機能と高い視認性を実現しています。マルチファンクションスイッチ付きのステアリングホイールの採用により、新たな運転感覚を提供します。
インテリアカラーには、ブラックとバーガンディのコンビカラーを採用し、従来のモデルよりも格段に上質な印象を与えています。この配色により、スポーティさと高級感を両立したインテリア空間を実現しています。
新型パジェロの特別仕様車「FINAL EDITION」では、本革シートを採用し質感の大幅な向上を図っています。専用のブラックインテリアで飾られ、持ち前の質実剛健なイメージに合うブラックカラーで統一されています。
本革巻のステアリングホイールやセレクターレバー、メタル調×アルミコーティングのインパネやドアトリムなど、随所から質感の高さが伝わってきます。シートカラーはブラックとベージュの2タイプが展開されており、ユーザーの好みに応じて選択可能です。
快適装備の面では、空調システムにパナソニックのナノイーXを採用したことで快適性も向上しています。この技術により、車内の空気質が改善され、長時間のドライブでも快適な環境を維持できます。
パジェロは、アウトドアを積極的に楽しみたいユーザーのために、多数の収納スペースを設けています。ロングドライブで退屈しないために車内で楽しめるエンターテインメントの幅を広げており、実用性と快適性を両立しています。
運転中の走行進路や周囲の状況をいち早く的確に感知できるように、フロントウィンドは圧迫感を抑え、ピラーが視界の妨げとならないように最適な角度に調整されています。悪路走行時、混雑した市街地、ハイウェイなどあらゆる運転シーンにおいてクリアでワイドな視界をドライバーに提供します。
新型モデルでは、スマートフォンでも開閉できるエレクトリックテールゲートを搭載し、先進性と高い利便性を備えています。この機能により、荷物の積み込みがより便利になり、アウトドアシーンでの使い勝手が大幅に向上しています。
新型パジェロのメンテナンス性について、従来モデルと比較して大幅な改善が図られています。内装部品の配置が最適化されており、日常的な清掃やメンテナンスが容易になっています。
価格面では、インドネシア市場において5億6710万ルピア(約540万円)からとなっており、搭載されている先進装備や上質な内装を考慮すると、非常に競争力のある価格設定となっています。
パワートレインは従来通りで、2.4リッターガソリン車(最高出力181ps・最大トルク430Nm)と2.5リッターディーゼル車(最高出力136ps・最大トルク324Nm)を設定しています。ギアボックスはガソリン車が8AT、ディーゼル車が5ATまたは5MTとなっており、ユーザーの好みに応じて選択可能です。
ボディサイズは全長4840mm×全幅1815mm×全高1835mm、ホイールベース2800mm、最低地上高218mmで、乗車定員は2-3-2の7人乗りとなっています。この大型ボディにより、室内空間の余裕と快適性を実現しています。
新型パジェロは、本格SUV『パジェロ』で培ったオフロード性能と信頼性・耐久性に、乗用車並みの快適性・機能性を融合させたミッドサイズSUVとして、ドライバーの冒険心や探求心に応える仕上がりとなっています。