日産新型車2024マーチEV登場予定最新情報

2022年に販売終了した日産マーチが、2025年にEVとして復活する可能性が高まっています。欧州では既にマイクラとして発表済みですが、日本市場への導入はいつになるのでしょうか?

日産新型車2024マーチEV復活情報

新型マーチEV 注目ポイント
🚗
完全EV化での復活

2025年に電気自動車として生まれ変わって登場予定

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欧州先行発表

マイクラとして既に欧州市場で発表済み

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予想価格帯

日本市場では280万円~330万円程度を想定

日産新型車マーチ2024年開発状況と発表経緯

2024年3月に発表された日産の中期経営計画「The Arc」において、謎のコンパクトカーのシルエットが公開されました。このティザー画像に登場した車両が、2022年8月に販売終了となったマーチの後継車ではないかと業界関係者の間で大きな話題となっています。

 

日産は2026年までの3年間で、世界市場向けに30車種、日本市場向けには5車種の新型車を投入すると発表しました。現在の日産の日本市場向けラインナップを見ると、5年以上継続販売されているのは「リーフ」「スカイライン」「エルグランド」「GT-R」の4モデルのみとなっており、新たなコンパクトカーの投入が強く期待されています。

 

2025年2月13日の日産の決算発表では、新型「コンパクトEV」の2025年度欧州投入が正式に予告されました。そのシルエットは明らかにマーチを彷彿とさせるデザインで、丸目ヘッドライトという歴代マーチの特徴的なデザインアイコンを継承していることが確認できます。

 

日産新型車マーチEV欧州マイクラ仕様詳細スペック

2025年5月21日、日産は欧州市場向けに新型「マイクラ」を正式発表しました。この新型マイクラは、日本で長年親しまれてきたマーチの欧州名であり、フルモデルチェンジを遂げて完全な電気自動車として生まれ変わりました。

 

新型マイクラのプラットフォームには、ルノー・日産・三菱アライアンスが共同開発したBEV専用プラットフォーム「AmpRスモール(CMF-BEV)」が採用されています。このプラットフォームは、既に2024年から欧州で販売が開始されているルノー5 E-Tech electricと共通のものです。

 

主要スペック(欧州仕様):

  • 全長:約3,920mm(4m以下のコンパクトサイズ)
  • ホイールベース:2,540mm
  • バッテリー容量:40kWhと52kWhの2種類を設定
  • 航続距離:300~400km(WLTP基準)
  • 充電性能:急速充電対応
  • 価格:フランス国内で2万5,000ユーロ(約405万円相当)

デザイン面では、歴代マーチの特徴である丸みを帯びた親しみやすいフォルムを継承しつつ、現代的で洗練されたEVらしいスタイリングに進化しています。特に丸目ヘッドライトは、初代マーチから受け継がれるアイデンティティとして重要な役割を果たしています。

 

日産新型車マーチ日本市場導入時期と価格予想

現時点で日産から日本市場への新型マーチ導入に関する公式発表はありませんが、業界関係者の間では高い確率で日本導入が実現するとの見方が強まっています。欧州での発売から数ヶ月遅れでの日本市場投入が有力視されており、早ければ2025年末から2026年初頭の発売が期待されています。

 

日本仕様の新型マーチは、欧州仕様とは異なる仕様になる可能性が高く、特にバッテリー容量については日本の使用環境に合わせて30kWh程度に設定される見込みです。これにより航続距離は約250kmとなり、日常使いには十分な性能を確保しつつ、価格を抑制することが可能になります。

 

日本市場予想価格:

  • ベースグレード:約280万円
  • 上級グレード:約330万円
  • 国のEV補助金適用後:実質250万円前後

この価格設定により、新型マーチは日産のEVラインナップにおいて、軽EV「サクラ」とミドルクラスEV「リーフ」の間を埋める重要なポジションを担うことになります。特に、コンパクトカー市場でEVへの移行を検討しているユーザーにとって、魅力的な選択肢となることが期待されています。

 

日産新型車マーチ先進技術と安全装備予想

新型マーチには、日産の最新技術が惜しみなく投入される見込みです。特に注目されるのが、日産の先進運転支援技術「プロパイロット」の搭載です。コンパクトカーセグメントでありながら、高速道路での同一車線自動運転技術が利用できることで、長距離ドライブでの疲労軽減に大きく貢献します。

 

予想される先進装備:

  • プロパイロット(高速道路同一車線自動運転)
  • インテリジェント エマージェンシーブレーキ
  • 踏み間違い衝突防止アシスト
  • インテリジェント LI(車線逸脱防止支援システム)
  • インテリジェント DA(ふらつき警報)
  • 標識検知機能

また、EVならではの機能として、スマートフォンアプリを通じた遠隔操作機能も搭載される可能性が高いです。エアコンの事前作動、充電状況の確認、車両位置の把握など、便利な機能が期待されています。

 

充電機能については、普通充電(AC)に加えて急速充電(DC)にも対応し、外出先での充電利便性を確保します。特に日本の充電インフラ環境に最適化された充電性能が実現される見込みです。

 

日産新型車マーチ歴代モデル継承要素と革新性

新型マーチの開発において、日産は歴代モデルが築き上げてきたブランドアイデンティティの継承を重視しています。1982年の初代モデル以来、マーチは常に「親しみやすさ」と「実用性」を両立したコンパクトカーとして多くのユーザーに愛され続けてきました。

 

歴代マーチの特徴的要素:

  • 丸目ヘッドライトによる愛嬌のあるフロントフェイス
  • コンパクトながら広い室内空間
  • 扱いやすいサイズと優れた取り回し性
  • 手頃な価格設定

特に注目すべきは、過去に存在した高性能モデル「マーチスーパーターボ」の系譜です。1980年代後半に登場したこのモデルは、コンパクトカーでありながら驚異的な加速性能を誇り、多くの自動車ファンに強烈な印象を残しました。新型マーチがEV化されることで、モーターの瞬発力を活かした新たな高性能モデルの可能性も期待されています。

 

一方で、EV化により従来の「排気量」という概念は変化し、モーター出力やトルク特性が新たな性能指標となります。これにより、従来のガソリンエンジンでは実現できなかった静粛性と滑らかな加速フィールを実現し、マーチの新たな魅力として提案されることになります。

 

また、将来的には「ニスモ」仕様や「ボレロ」といったカスタムモデルの展開も期待されており、多様なユーザーニーズに対応したラインナップ構成が実現する可能性があります。これらの派生モデルは、新型マーチの個性をさらに際立たせる重要な要素となるでしょう。

 

新型マーチの登場は、日産のEV戦略における重要なマイルストーンとなり、日本のコンパクトカー市場に新たな選択肢を提供することになります。歴代モデルの良さを継承しながら、最新のEV技術を融合させた新型マーチの正式発表が待ち遠しい状況です。