純正タイヤサイズがひとつだと思っていたら、グレードによって最大3種類も違います。
ムーヴカスタムには「全部同じサイズ」というイメージを持っている方も多いですが、実際にはグレードによって純正タイヤサイズが変わります。大きく分けると14インチ・15インチ・16インチの3パターンです。
現行世代にあたるLA150S・LA160S系(2014年〜2023年)では、以下のように分かれています。
| グレード | 車両型式 | 純正タイヤサイズ |
|---|---|---|
| X・Xリミテッド・X VS(2WD) | 5BA-LA150S | 155/65R14 |
| X・Xリミテッド・X VS(4WD) | 5BA-LA160S | 155/65R14 |
| RSハイパー・RSハイパーリミテッド(2WD) | 3BA-LA150S | 165/55R15 |
| RSハイパー・RSハイパーリミテッド(4WD) | 3BA-LA160S | 165/55R15 |
つまり、スポーティな「RSグレード」は15インチ、標準の「Xグレード」は14インチというのが基本です。
さらに古い世代(L175S・L185S系)のRSグレードには、165/50R16という16インチサイズが採用されていました。型式の違いが外観では見えにくいため、見た目だけで判断するのは要注意です。
純正サイズが正しくわかるかどうかは、タイヤ交換時のコストに直結します。間違ったサイズを発注してしまうと、組み換え手数料や再発注費用がかさみます。グレードとサイズをセットで把握しておくのが基本です。
参考:ダイハツ ムーヴカスタム 車両型式別タイヤサイズ一覧(Spec Tank)
https://spectank.jp/tir/sl0060007.html
「自分のムーヴカスタムがどのグレードか、正確にわからない」という場合は、以下の3つの方法でタイヤサイズを確認できます。正確さにそれぞれ違いがあるため、状況に合わせて使い分けると確実です。
① 運転席ドア内側のステッカーで確認する
運転席のドアを開けると、車体側にタイヤ空気圧と純正タイヤサイズが記載されたシールが貼られています。最もすばやく確認できる方法です。ただし、2種類のサイズが並記されているケースもあります。その場合は実際に装着されているタイヤを目視で確認する必要があります。
② タイヤ側面の数字を直接読む
現在装着しているタイヤの側面を見れば「165/55R15 75V」のような形式でサイズが印字されています。これが一番正確で、しかも調べる手間がいりません。「3桁の数字/2桁の数字R2桁の数字」という構成で読めばOKです。
③ 車検証の型式からネット検索で調べる
車検証に記載されている「型式」をもとに、SpecTankやCars-Japanなどのタイヤサイズ情報サービスで検索する方法です。グレードまで細かく判別できるため、中古車や車歴が不明な場合にも有効です。手間はかかりますが、最も確実に純正サイズを特定できます。
この3つのうち、日常的にすぐ確認したい場合は①または②が便利です。タイヤ交換を依頼する前に必ず確認しておきましょう。これが条件です。
参考:ムーヴのタイヤサイズの確認方法と交換場所・費用(東京タイヤ流通センター)
https://www.tokyo-tire.com/column/move_size_and_price/
「165/55R15 75V」のような表記を初めて見ると、何がなんだかわからないという方も多いはずです。ここでは各数字が何を意味するのかを整理します。これを理解しておくと、代替タイヤを選ぶ際の判断が格段に楽になります。
| 記号 | 意味 | 例(165/55R15 75V) |
|---|---|---|
| 最初の3桁 | タイヤ幅(mm) | 165mm |
| スラッシュ後の2桁 | 扁平率(幅に対する高さの比率 %) | 55% |
| R | ラジアル構造 | R |
| 最後の2桁 | リム径(インチ) | 15インチ |
| 75 | ロードインデックス(最大積載能力) | 1本あたり最大387kg |
| V | 速度記号(最高速度) | 240km/hまで対応 |
扁平率55%というのは、タイヤ幅165mmに対して、タイヤの高さが91mm(約はがき1枚の縦幅に近い)という意味になります。扁平率が低いほどタイヤが薄くなり、スポーティな印象になります。
ロードインデックス(LI)は75が最低限の目安で、これより低いサイズに変えると1本あたりの荷重支持力が下がり、最悪の場合は車検不合格になります。意外なポイントですね。
サイズ変更を検討しているなら、数字の意味を把握した上で選ぶのが原則です。
ムーヴカスタムのカスタムといえば、ホイールをインチアップして見た目をスポーティにするのは定番です。ただし、サイズ選びを間違えると車検が通らなくなるリスクがあります。この点は特に注意が必要です。
インチアップ時に守るべき3つのルールがあります。
🔴 外径は純正比で−3%〜+2%以内に収める
タイヤの外径が変わると、スピードメーターの表示と実際の速度にズレが生じます。車検では「メーター表示40km/hのとき、実速度が30.9〜42.5km/h以内」という基準があり、これを超えると不合格になります。純正比で外径を大きく変えるのはダメです。
🔴 タイヤ幅はフェンダーからはみ出さないようにする
タイヤがフェンダーから10mmを超えてはみ出すと、保安基準違反になります。走行中に取り締まりを受けた場合は道路交通法違反として扱われ、整備不良として罰則の対象となる場合もあります。
🔴 ロードインデックスは純正以上を選ぶ
特に16インチへのインチアップで「165/45R16」を選ぶケースがありますが、このサイズはロードインデックスが低いものも多く、車検が通らないケースが頻出しています。実際に14インチ(155/65R14)から16インチへインチアップを検討する際は「165/45R16」のLI値が75以上のものを選ぶのが条件です。
LA150S(Xグレード)向けの代表的なインチアップサイズの例:
| 変更後サイズ | インチ | 外径変化率 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 165/55R15 | 15インチ | 約+1.4% | RSグレード純正と同じ。安心感あり |
| 165/45R16 | 16インチ | 約−0.3% | LI75以上を選ぶこと |
| 165/50R16 | 16インチ | 約+2.0% | L175S系RS純正サイズと同じ |
インチアップをする前に、まず自分の純正サイズを確認し、上記ルールを守ったサイズを選ぶことが大切です。不安であれば、タイヤ専門店で「適合確認」を依頼するのが一番確実です。
参考:インチアップ・タイヤサイズ変更時の許容範囲とロードインデックスについて(オートバックス公式)
タイヤ交換にかかる費用は、サイズとどこで頼むかによって大きく変わります。ムーヴカスタムで多く使われる2サイズを基準に相場を見てみましょう。
📊 サイズ別・交換費用の目安(タイヤ代+工賃、4本分)
| タイヤサイズ | 安価なタイヤ(4本) | 国産ブランド(4本) | 工賃目安(4本) |
|---|---|---|---|
| 155/65R14 | 約11,000円〜 | 約28,000円〜 | 4,000円〜8,000円 |
| 165/55R15 | 約15,000円〜 | 約35,000円〜 | 4,000円〜8,000円 |
工賃はお店によって大きく異なります。ディーラーでは1本あたり2,000〜4,000円、カー用品店では1,000〜3,000円、ガソリンスタンドも同程度です。4本分の工賃だけで最大16,000円の差が出ることもあります。
費用を抑えたい場合は、タイヤをネット通販で購入してタイヤ専門店に持ち込む「持ち込み交換」が有効です。ただし、ディーラーは持ち込みを断るか、割増工賃になるケースがある点には注意が必要です。
また、15インチのRS純正サイズ(165/55R15)は14インチ(155/65R14)に比べてタイヤ単価が2,000〜5,000円ほど高くなる傾向があります。RSグレードに乗っている方は、交換コストがXグレードより4本トータルで1万円前後多くかかると見込んでおくとよいでしょう。
タイヤ交換の時期は走行距離30,000〜50,000km、または5年を目安にするのが一般的です。溝の深さ(残溝)が1.6mm以下になると車検不合格となります。残溝は100円玉を溝に差し込み、「100」の文字が隠れるかどうかで大まかに確認できます(隠れればまだ余裕あり)。これは使えそうです。
参考:軽自動車タイヤ交換費用・持ち込み交換の方法(JAF)
https://jaf.or.jp/common/kuruma-qa/category-accident/subcategory-rule/faq217

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