キューブキュービックのフルラゲッジモードは、最も実用性の高いシートアレンジの一つです 。このモードでは、2列目と3列目シートをすべてフロアに収納することで、奥行き1,380mmの広大なラゲッジスペースを確保できます。
参考)【プチミニバン】このサイズ感で3列シート!?日産・キューブキ…
大型の荷物や長尺物の運搬時に威力を発揮し、引越しや大型家具の購入時には非常に重宝します 。また、車中泊を楽しむ際にも、フルラゲッジモードにして1列目シートを最大限前に送り、背もたれを前に倒すことで、足を伸ばして横になることも可能です 。
参考)日産キューブマイルームでキャンプ気分!快適に車中泊ができる車…
意外と知られていないのが、フルラゲッジモードでの収納力の高さです 📦。通常のコンパクトカーでは運べないような大型の荷物も、このモードなら楽々積み込めるため、日常の買い物だけでなくレジャー用品の運搬にも活躍します。
セカンドシートアクセスモードは、キューブキュービック独特の実用的なシートアレンジです 。このモードでは、2列目シートを最大限前方にスライドさせることで、運転席からでも2列目の荷物に手が届くという利便性を実現しています。
参考)日産・キューブキュービックEX(CVT)/キューブキュービッ…
子育て世代には特にメリットが大きく、運転中でもチャイルドシートに座っているお子さんの面倒を見ることができます 。また、2列目に積んだ荷物の取り出しが容易になるため、長距離ドライブ時の必需品管理にも重宝します。
通常のミニバンにはない「近距離アクセス」という発想は、コンパクトなボディサイズを活かした独創的なアイデアです 🎯。頻繁に荷物を出し入れする営業車としても、このアレンジは非常に実用的です 。
参考)カタログ もはや邪魔な3列シート!? キューブキュービック…
オットマンモードは、キューブキュービック独自の斬新なシートアレンジです 。2列目シートをフロアに収納し、3列目シートに座ることで、倒した2列目シートをオットマン(足置き)として活用できる画期的なシステムです。
参考)日産キューブキュービック 15M(FF/CVT)【ブリーフテ…
長距離ドライブの休憩時や、車内でリラックスしたい時に威力を発揮します 。脚を伸ばしてくつろぐことができるため、疲労回復効果も期待できます。特に後席の乗員が一人の場合、非常に贅沢な空間を楽しめます。
他のコンパクトカーにはない独特の機能として、車内での休息やプライベート空間の確保に重宝します 💺。ただし、3列目シートの座面高が床面に近いため、長時間の利用には工夫が必要です 。
キューブキュービックの2列目シートには、6:4分割ダブルフォールディング機構が採用されています 。この機構は、座面を前に跳ね上げてからシートバックを倒すという2段階の動作により、フラットな床面を作り出します。
参考)いまならお買い得?? あの頃ちょっと憧れていた変わり種ミニバ…
片側ずつの操作が可能なため、乗員の乗車状況に応じて柔軟なアレンジができることが特徴です 。左側にチャイルドシートを装着したまま、右側だけを荷物スペースにするといった使い方も可能です。
操作の簡便性も優れており、セカンドシート横の乗車用レバーと後側の降車用ウォークインペダルにより、1アクションでシートバックが前に倒れスライドします ⚙️。この機構により、3列目シートへのアクセスも容易になります。
キューブキュービックの3列目シートは、コンパクトカーとしては画期的な試みですが、実用性には一定の制約があります 。メーカー自身も「常時7人が乗るとは想定していない」と明言しており、緊急時や短時間利用を前提とした設計です。
参考)【日産『キューブ・キュービック』発表】7人乗りは強くアピール…
3列目の座面と床面の高さが近く、大人が座ると膝を抱え込むような姿勢になります 。しかし、コンパクトなボディサイズを考慮すれば、この制約は許容範囲内といえるでしょう。特に開放感のあるキャビン設計により、圧迫感は軽減されています 。
意外なメリットとして、3列目シートの設置・撤去が非常に簡単なことが挙げられます 🔧。荷室床のヒモを引っ張るだけでシートが起き上がり、たたむ時も同様の操作で完了します 。この操作性の良さが、実用性を大幅に向上させています。
キューブキュービックの各シートアレンジを適切に活用することで、コンパクトカーとしては類を見ない実用性と快適性を両立できます。フルラゲッジモードでの荷物運搬能力から、オットマンモードでのリラクゼーション機能まで、多彩な使い方が可能な点が最大の魅力といえるでしょう 。日常使いでは2列目までの利用をメインとし、必要に応じて3列目を活用するという使い分けが、このクルマの本来の価値を最大限に引き出す方法です。
参考)キューブ・キュービック