2025年1月時点での最新データによると、希望ナンバーの人気ランキングは以下のようになっています。
全体人気ランキングTOP5
この結果を見ると、語呂合わせや縁起の良い数字が上位を占めていることがわかります。特に「1122」は「いい夫婦」の語呂合わせとして長年愛され続けており、夫婦で車を共有する家庭に人気です。
「2525」は「ニコニコ」の語呂合わせで、明るく前向きな印象を与えることから多くのドライバーに選ばれています。僅差での2位という結果は、この数字の根強い人気を物語っています。
3位の「358」は近年急激に人気が上昇している数字で、風水では「3:金運・発展、5:財運・帝王、8:最高の数字」とされており、エンジェルナンバーとして縁起が良いとされています。
興味深いことに、車種によって人気のナンバーには明確な違いがあります。
3ナンバー車(大型車)の人気ランキング
5ナンバー車(普通車)の人気ランキング
軽自動車の人気ランキング
3ナンバー車では「1」が圧倒的な人気を誇ります。これは高級車や大型車のオーナーが「ナンバーワン」「最上」といった意味を重視する傾向があるためです。一方、5ナンバー車や軽自動車では語呂合わせの「2525」や「1122」が人気で、親しみやすさを重視する傾向が見られます。
希望ナンバーの中でも特に人気が高いのが語呂合わせパターンです。以下のような組み合わせが定番となっています。
家族関連の語呂合わせ
縁起担ぎの語呂合わせ
車種特有の語呂合わせ
興味深いのは、携帯電話のテンキー入力を利用した語呂合わせも存在することです。例えば「真子(まこ)」なら「71-25」、「ひろし」なら「62-95」といった具合に、名前をテンキーの押下回数で表現する方法もあります。
ご当地ナンバーの導入により、地域の特色を反映したナンバーも人気を集めています。
富士山ナンバー地域の人気ナンバー
その他の地域特色ナンバー
アーティスト関連ナンバー
これらの地域特色やアーティスト関連のナンバーは、その地域への愛着やファン心理を表現する手段として選ばれています。特に富士山ナンバーの地域では、日本の象徴である富士山への誇りが数字に込められているのが特徴的です。
希望ナンバーを選ぶ際には、一般的には知られていない注意点がいくつかあります。
避けられがちな数字とその理由
これらの数字は縁起が悪いとされ、希望ナンバーのランキングでは上位に入ることがありません。
盗難リスクへの対策
軽自動車やバイクのナンバープレートには封印がないため、盗難のリスクがあります。特に人気の希望ナンバーや珍しいご当地ナンバーは狙われやすいため、盗難防止用のロックネジの使用が推奨されています。
将来的な変化
2023年6月には、総排気量126cc以上のバイクにも希望ナンバー制度が導入される方針が発表されました。これにより、バイク愛好家にも新たな選択肢が生まれることになります。
また、図柄入りナンバープレートの導入により、数字だけでなくデザイン性も重視される傾向が強まっています。地域の名産品や観光地、ご当地キャラクターがデザインされたプレートは、従来とは異なる人気の傾向を生み出す可能性があります。
車種別の特殊事情
スポーツカーや旧車の愛好家の間では、車両型式番号をナンバーにする文化があります。例えば、R32スカイラインなら「32」、AE86レビン・トレノなら「86」といった具合です。ただし、R33やR34スカイラインの「33」「34」はあまり見られないなど、車種によって人気に差があるのも興味深い現象です。
希望ナンバーの選択は、単なる数字の組み合わせを超えて、オーナーの価値観や愛着、地域への思いなどが反映される興味深い文化現象といえるでしょう。