関越自動車道料金と割引を活用する最新ガイド

関越自動車道の料金体系を詳しく知りたい方へ、基本料金から各種割引、特別区間の料金設定まで徹底解説します。ETC割引やツーリングプランを活用すれば、さらにお得に利用できることをご存じですか?

関越自動車道の料金体系

関越自動車道の料金ポイント
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基本料金の仕組み

ターミナルチャージ150円+距離料金(普通車24.6円/km)で計算され、消費税込で10円単位に調整されます

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特別区間の優遇措置

水上IC~湯沢IC間はETC利用で約38%割引が適用され、通常料金より大幅にお得になります

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各種割引プラン

深夜割引30%、休日割引30%、ツーリングプラン定額制など多様な割引サービスが用意されています

関越自動車道は東京都練馬ICから新潟県長岡ICまでを結ぶ全長246.3kmの高速道路です。料金は基本的に「ターミナルチャージ150円+1kmあたり24.6円(普通車)×走行距離」で計算され、消費税率1.10を乗じた後、10円単位で四捨五入されます。大都市近郊区間では1kmあたり29.52円(約1.2倍)に設定されており、通常区間より割高になっています。
参考)https://www.mlit.go.jp/road/ir/ir-council/hw_arikata/chu_matome/m02_data04.pdf

料金計算には長距離逓減制度が適用され、100km超200km以下の部分は25%割引、200km超の部分は30%割引となります。例えば練馬ICから湯沢ICまでの167kmを走行する場合、ETC料金は4,420円です。また、練馬ICから新潟東スマートまでの308.5kmではETC料金5,740円となり、長距離になるほど割引率が高くなる仕組みです。
参考)https://www.driveplaza.com/assets/pdf/etc/dis/etc_dis_kanetsu/kanetsu_feecalculation.pdf

関越自動車道の基本料金計算方法

 

高速道路の料金は「利用1回あたりの固定額+利用距離に応じた料金」で構成されます。関越道の普通車の場合、計算式は「(24.6円/km×走行距離+150円)×1.10」となり、最後に四捨五入で10円単位に調整されます。この24.6円/kmは全国の高速道路の普通区間で統一された料金水準です。
参考)【2025年】高速道路をお得に使う裏ワザ|ETC割引で高速料…

車種間比率も定められており、軽自動車等が0.8、普通車が1.0、中型車が1.2、大型車が1.65、特大車が2.75となっています。つまり軽自動車は普通車の8割、大型車は1.65倍の料金を支払うことになります。走行距離が100km以内の場合は長距離逓減が適用されず、基本料金率がそのまま適用されます。
参考)https://www.e-nexco.co.jp/assets/pdf/company/law_ordinance/120420business_license/fee.pdf

関越道水上~湯沢間の特別区間料金

関越自動車道の水上IC~湯沢IC間は「関越特別区間」として特別な料金設定がされています。通常この区間は1kmあたり39.36円(普通車)と割高に設定されていますが、平成26年4月1日から令和16年(2034年)3月31日までの期間、ETC無線通行の場合に限り24.6円(普通車)に引き下げられます。これは約38%の割引率となり、非常にお得な設定です。
参考)関越特別区間(水上~湯沢間)のETC料金

具体的な割引効果を見ると、水上IC~湯沢IC間のみの走行では通常料金1,290円がETC料金870円となり、420円安くなります。前橋IC~長岡IC間では通常料金4,320円がETC料金3,930円となり、390円の差額が生じます。この特別区間を通過するだけの走行も割引対象となるため、群馬県と新潟県を往来する際には大きなメリットがあります。​

関越道の距離別料金例と主要IC間の料金

実際の利用シーンを想定した料金例を見てみましょう。練馬ICから新潟中央ICまでの301.7kmを走行する場合、普通車のETC料金は7,000円、通常料金は7,350円となります。練馬ICから新潟東スマートまでの308.5kmでは、軽自動車等でETC料金5,740円、往復で11,480円となります。
参考)練馬amp;t=新潟東スマートamp;c=軽自動車等amp;…

中距離の利用では、大都市近郊区間の料金上乗せと長距離逓減の両方が影響します。例えば練馬IC周辺は大都市近郊区間に該当するため、最初の区間では29.52円/kmが適用されますが、100kmを超えると25%割引が始まるため、実質的な料金負担は軽減されます。主要なインターチェンジ間の詳細な料金は、NEXCO東日本の「ドラぷら」サイトで検索可能です。
参考)https://www.mlit.go.jp/road/ir/ir-council/hw_arikata/chu_matome/m01_data04.pdf

関越道のETC割引制度の詳細

関越道ではETC利用者向けに複数の割引制度が用意されています。最も一般的なのが休日割引で、土日祝日の地方部高速道路が普通車・軽自動車等限定で30%割引となります。ただし2025年度は観光需要平準化のため、3連休も適用除外日に指定されており、ゴールデンウィークや年末年始などの混雑期には適用されません。
参考)https://www.e-nexco.co.jp/pressroom/cms_assets/pressroom/2025/03/14/01.pdf

深夜割引は午前0時から4時の時間帯に走行した場合、全走行分に対して30%割引が適用されます。この割引は対象時間帯を走行すれば、入口通過や出口通過が時間外でも適用される仕組みです。例えば午後10時に入口を通過し午前0時1分に出口を通過した場合でも割引対象となります。NEXCO3社管轄の高速道路が対象ですが、京葉道路や東京湾アクアラインなど一部対象外の路線もあります。
参考)ETCカードの深夜割引を徹底解説 0~4時の利用で30%割引…

関越道を含むツーリングプランと定額乗り放題

ETC搭載の二輪車限定で「ツーリングプラン」が提供されており、関越道も対象エリアに含まれています。特に「関越道・東北道コース」は2日間3,000円で東北道、関越道、上信越道、北関東道、外環道、圏央道の対象エリアが乗り降り自由となります。通常料金の半額程度で利用できるため、ツーリング愛好家には非常にお得なプランです。
参考)関越道・東北道コース

このツーリングプランは事前申し込み制で、NEXCO東日本の「ドラ割」サイトから予約が必要です。2025年は全国で22コースが展開されており、北海道から九州まで幅広いエリアをカバーしています。利用後にはアンケート回答で抽選で賞品が当たる特典もあり、旅先での優待特典も用意されています。
参考)2025ツーリングプランは全部で22コース!出発前に申し込め…

関越道の渋滞回避と料金節約の裏ワザ

関越道は週末の下り線で高坂SA手前から鶴ヶ島JCT付近にかけて渋滞が恒常化しています。この渋滞を避けるためには、練馬IC・所沢IC・川越ICではなく、渋滞の先にある東松山ICを利用する方法が効果的です。さいたま市方面からのアクセスも、関越道が西に大きく回り込む形状のため意外に距離があり、圏央道経由でのルート選択も検討価値があります。
参考)首都高つながらない「関越道」どう行く? 渋滞を“まるっと避け…

料金面では、首都高から関越道へのアクセスに外環道を経由すると「首都高-外環道-関越道」と乗り継ぐため料金がかさみます。一般道の目白通りで練馬ICに直接向かう方が料金は安くなりますが、時間がかかる欠点があります。ルート検索では、入口から出口までに複数経路がある場合、最も安い経路に従って計算した料金が適用されるため、意図しないルートで計算される場合もあります。​

関越道のサービスエリア活用術

関越道には特色あるサービスエリアが複数あり、休憩や食事に最適です。最大規模の三芳サービスエリアでは20以上の店舗でグルメやショッピングを楽しめます。下り線で人気の上里サービスエリアでは「かつトースト」や「上里焼きそば」など口コミで広まった珍しいグルメが提供されています。
参考)バラエティ豊かな「関越道」のオススメSA&PA。渋滞ポイント…

高坂サービスエリアは渋滞ポイントに位置しており、知名度が高いスポットです。赤城高原サービスエリアはのどかな景色に癒される見晴しの良さが魅力で、群馬県内の山岳地帯を走る関越道ならではの景観を楽しめます。各サービスエリアにはATMやEV充電スタンド、サービスコンシェルジュなど便利な設備が整っており、長距離ドライブの疲れを癒すのに最適です。
参考)ここに寄るのがおすすめ!関越自動車道の充実のSA・PA5選 …

関越道・東北道コースの詳細とツーリングプラン優待特典
定額乗り放題プランの対象エリアと利用方法の参考情報
関越特別区間(水上~湯沢間)のETC料金詳細
特別区間の料金引き下げ措置と適用条件の公式情報

 

 


関越自動車道関係埋蔵文化財発掘調査報告〈5〉本郷東・愛宕 (1976年) (埼玉県遺跡発掘調査報告書〈第7集〉)