ホンダ新型シティ最新情報とスペック詳細

ホンダ新型シティの最新情報を徹底解説。エクステリアデザインの変更点、パワートレインの進化、RSグレードの魅力まで詳しく紹介。日本導入の可能性は?

ホンダ新型シティ最新情報

ホンダ新型シティの注目ポイント
🚗
スポーティなデザイン刷新

フロントグリルとバンパーを一新し、より精悍な印象に

パワートレインの進化

1.0Lターボエンジンとハイブリッドシステムを搭載

🏁
RSグレードの魅力

専用エアロパーツで差別化されたスポーツグレード

ホンダ新型シティのエクステリアデザイン変更点

ホンダ新型シティは、2025年1月にインドネシアでマイナーチェンジモデルが発表され、エクステリアデザインに大幅な変更が加えられました。最も注目すべき変更点は、フロントグリルとロアグリルの刷新です。新設計のバンパーには、より精悍な印象を与えるアンダースポイラーが装着され、従来モデルよりもスポーティな外観を実現しています。

 

フロントフェイスでは、シビックと同様のワイドで精悍なデザインが採用され、LEDヘッドライトとの組み合わせにより、より現代的で洗練された印象を与えています。特に注目すべきは、LEDデイタイムランニングライトの形状変更で、より角張ったスリムなデザインとなり、グロスブラックのモダンなグリルと一体化した印象的なフロントマスクを形成しています3。

 

サイドビューでは、フロントフェンダーからテールランプまで伸びるキャラクターラインが特徴的で、流線型のフォルムが際立っています。ボディサイズは全長4553×全幅1748×全高1467mmと、先代よりもひと回り大きくなり、より存在感のある仕上がりとなっています。

 

リアセクションでは、厚みを増したフォルムに印象的なコンビネーションランプが組み込まれ、LEDテールライトの採用により夜間の視認性も向上しています。また、リアバンパー下部のディフューザーもデザイン変更され、見るからにスポーティな走りを予感させる仕上がりとなっています。

 

ホンダ新型シティのパワートレインとスペック詳細

ホンダ新型シティのパワートレインは、従来の1.5リッター自然吸気エンジンから1.0リッター直列3気筒ターボエンジンへとダウンサイジングが図られました。この新しいターボエンジンは、最高出力122PS/5500rpm、最大トルク173Nm/2000-4500rpmを発揮し、燃費性能の向上と最新の環境基準への対応を実現しています。

 

トランスミッションはCVTが採用され、RSグレードには7段変速のパドルシフトも装備されています。従来型に設定されていた6速マニュアルトランスミッションは廃止され、より幅広いユーザーに対応した仕様となっています。

 

ハイブリッドモデルの「シティ e:HEV」では、スポーツハイブリッド i-MMD(インテリジェント マルチモード ドライブ)システムが搭載されています。このシステムは、1.5リッター i-VTECエンジン(最高出力98PS、最大トルク127Nm)と電気モーター(最高出力109PS、最大トルク253Nm)を組み合わせ、優れた燃費性能27.8km/lを実現しています。

 

安全装備では、ホンダセンシングが標準装備され、衝突被害軽減ブレーキ、アダプティブクルーズコントロール、車線逸脱防止アシスト機能、レーンキーピングアシストシステム、オートハイビームなどの先進安全技術が搭載されています。

 

ホンダ新型シティRSグレードの魅力と特徴

ホンダ新型シティで最も注目を集めているのが、スポーティグレードの「RS」です。RSグレードは、シティで初めてラインアップされたスポーツ仕様で、専用デザインのフロントグリルとバンパーを装備し、精悍さを強調したエクステリアが特徴です。

 

RSグレードの外観では、大径ホイールの採用により、よりスポーティな印象を与えています。また、ローダウンされたスタンスと控えめなサイドスカート、スモークLEDテールランプなど、アスレチックで統一感のあるデザインランゲージが採用されています3。

 

インテリアでは、ブラックを基調にレッドの差し色を施したスポーティなデザインが採用されており、ステアリングホイールやドアトリム、シフトノブカバー、センターコンソールにも赤い刺繍が施されています。助手席側前のダッシュボードにもレッドの加飾パーツが装備され、スポーティな雰囲気を演出しています。

 

価格面では、インドネシア市場でのRSグレードの価格は3億8450万ルピア(約370万円)に設定されており、タイ市場でのハイブリッドRS仕様は83万9000バーツ(約355万円)となっています。

 

さらに、タイ市場では「DRIVAL」という限定車も展開されており、RSよりもさらにスポーティにアップデートされた仕様として注目を集めています。

 

ホンダ新型シティハッチバックモデルの特徴

ホンダ新型シティには、セダンタイプに加えて5ドアハッチバックモデルも設定されています。このハッチバックモデルは、2020年11月にタイで初公開され、26年ぶりにハッチバックタイプのシティが復活したことで大きな話題となりました。

 

ハッチバックモデルの最大の特徴は、多彩なシートレイアウトを可能とする「ウルトラ(ULTR)シート」の採用です。このシートシステムは、4つのモードを組み合わせることで様々な使用シーンに対応できます。

  • ユーティリティモード(U):リアシート両側の背もたれを折りたたみ、フラットな後部収納スペースを確保
  • ロングモード(L):フロントシートを寝かせ、リアシートを折りたたみ長いスペースを実現
  • トールモード(T):リアシートの座面を跳ね上げ、高さのある収納スペースを確保
  • リフレッシュモード(R):フロントシートの背もたれを寝かせてリアシートの座面とつなげ、快適なリラクゼーションエリアを創出

ボディサイズは全長4335mm(RSは4349mm)×全幅1748mm×全高1488mm、ホイールベースは2589mmとなっており、コンパクトながら実用性の高いパッケージングを実現しています。

 

エンジンは全グレード共通で、セダンと同じ1.0リッター直列3気筒DOHCターボエンジンを搭載し、最高出力122PS、最大トルク173Nmを発揮します。燃費性能は23.3km/lと高い経済性を実現しています。

 

ホンダ新型シティの日本導入可能性と市場展望

ホンダ新型シティの日本導入については、多くの自動車ファンから期待の声が上がっています。現在、シティは「グレイス」として日本市場で販売されていることから、新型シティが次期グレイスとして導入される可能性が指摘されています。

 

日本のSNSでは「カッコいい!」「デザイン良いじゃん」といったエクステリアを称賛する声に加え、「こういう車こそ日本導入して欲しいなぁ」「日本でも絶対売れると思う!」「本来シビックってこういう車だよね」など、日本展開に期待するコメントが数多く寄せられています。

 

特に注目されているのは、コンパクトなボディサイズでありながらスポーティな走りを楽しめるRSグレードです。日本の道路事情に適したサイズでありながら、1.0リッターターボエンジンによる十分なパワーと優れた燃費性能を両立している点が評価されています。

 

近年、ホンダは「WR-V」のように海外生産モデルを日本市場に導入する事例を増やしており、シティの日本復活についても可能性はゼロではないと考えられています。特に、コンパクトセダン市場の活性化や、若年層向けのスポーティなモデルの需要を考慮すると、シティRSの日本導入は戦略的にも意味があると言えるでしょう。

 

ただし、現時点でホンダから日本導入に関する正式な発表はなく、今後の動向に注目が集まっています。グローバル市場での成功を受けて、日本市場への展開が検討される可能性は十分にあると考えられます。