古いカーナビでも無料で地図更新できる可能性があります。まず確認すべきは、お使いのカーナビの無料更新期間です。
新車購入時やカーナビを自分で取り付けた場合、最初の3年間は無料更新期間が付いています。この期間内であれば、何度でも地図データを更新できるため、積極的に活用しましょう。
メーカー別の無料期間は以下の通りです。
無料期間が過ぎていても、年会費を支払うことで実質無料でデータ更新できるサービスもあります。例えば、カロッツェリアの「地図割プラス」では、MapFanプレミアムの年額会員(税込5,500円)になることで、年2回のメジャーアップデートと毎月の差分更新が利用できます。
古いカーナビの地図更新は、自分で行うことで費用を大幅に削減できます。必要なものは以下の通りです。
更新手順は以下のようになります。
メーカーの公式サイトから専用ソフトをダウンロードし、パソコンにインストールします。
インターネット経由で最新の地図データをダウンロードします。データ容量が大きいため、光回線などの高速回線が必要です。
ダウンロードした地図データを、パソコンリンクソフトを使ってSDカードに書き込みます。
地図データが入ったSDカードをカーナビに挿入し、更新を実行します。完了まで約90分かかります。
更新中はエンジンを停止しても問題ありませんが、次回ACC(アクセサリー)をオンにした際に引き続き更新が行われます。
古いカーナビの地図更新費用を抑える裏ワザをご紹介します。
無料期間の有効活用が最も効果的です。3年間の無料期間中は、こまめに地図更新を行うことで、その後の有料期間を遅らせることができます。
年会費制サービスの活用も有効です。カロッツェリアの地図割プラスなら、年額5,500円で年2回のメジャーアップデートと毎月の差分更新が利用できます。通常の地図更新が1万円~2万円かかることを考えると、非常にお得です。
自分で更新作業を行うことで、工賃を節約できます。メーカーに更新を依頼すると、送料とオプション費用で5,000~10,000円の追加費用がかかり、更新中はカーナビが使用できません。
中古の地図データを購入するという方法もありますが、最新の道路情報が反映されていない可能性があるため、安全性を考慮して推奨しません。
古いカーナビの地図更新には多くのメリットがあります。
主なメリット
注意すべき点
サポート期間が終了したカーナビは地図更新自体ができなくなるため、その場合はカーナビ本体の交換を検討する必要があります。
長距離ドライブの予定がある場合は、事前に地図更新を完了させておくことが重要です。更新作業中はカーナビが使用できないため、計画的に実行しましょう。
古いカーナビをいつまで使い続けるべきか、買い替えのタイミングを見極めることが重要です。
地図更新サポート終了の確認
メーカーによっては、カーナビ発売から約5年でサポートが終了します。サポート期間が終了すると地図更新ができなくなるため、この時期が買い替えの目安となります。
更新費用と新品価格の比較
地図更新に1万5千円~2万5千円かかる場合、新しいカーナビの価格と比較検討が必要です。特に古いカーナビの場合、更新費用が新品価格の半分を超えるようであれば、買い替えを検討すべきでしょう。
機能面での限界
古いカーナビには以下の機能が搭載されていない場合があります。
これらの機能が必要な場合は、地図更新よりも買い替えが適切な選択となります。
コストパフォーマンスの判断
年間の地図更新費用と新しいカーナビの償却費用を比較し、長期的な視点でコストパフォーマンスを判断することが重要です。
地図更新で古いカーナビを延命させることは可能ですが、技術の進歩や安全性を考慮して、適切なタイミングでの買い替えも検討しましょう。