エクリプスクロスモデルチェンジ最新情報と次期型予想

三菱エクリプスクロスのモデルチェンジ最新情報をお届け。2025年9月のフルモデルチェンジ予想から、PHEVシステムの進化、デザイン変更まで詳しく解説。次期型の全貌とは?

エクリプスクロスモデルチェンジ最新情報

エクリプスクロス モデルチェンジのポイント
🚗
2025年9月フルモデルチェンジ予想

欧州向けBEVモデルとして全面刷新される見込み

PHEVシステムの進化

アウトランダーPHEVの技術を継承し、さらなる高性能化を実現

🎨
デザインの大幅変更

ルノーとの協業により、欧州市場に特化したスタイリングに

エクリプスクロス次期型フルモデルチェンジ時期予想

三菱エクリプスクロスの次期型フルモデルチェンジは、2025年9月頃の発売が最有力視されています。現行モデルは2017年の登場から既に7年以上が経過しており、自動車業界の一般的なフルモデルチェンジサイクル(6~8年)を考慮すると、このタイミングは非常に現実的です。

 

特に注目すべきは、三菱の欧州法人が2025年5月に「欧州向けに開発された専用モデル」として次期エクリプスクロスのティザーイメージを公開したことです。これは日本向けとは異なるモデルとして位置づけられており、ルノーとのプラットフォーム共有によるBEV(バッテリー駆動フル電動車)として登場する予定です。

 

現行モデルのPHEVについては、2025年5月頃から「8月で生産終了」との噂が流れ、三菱の公式ウェブサイトでも「PHEVモデルについては、装備・仕様がご希望に添えない場合がございます」との表記が確認されています。これは次期型への移行準備を示唆する動きと考えられます。

 

エクリプスクロス歴代モデルチェンジ履歴と変遷

エクリプスクロスのモデルチェンジ履歴を振り返ると、2018年3月の初代発売以降、フルモデルチェンジは実施されておらず、マイナーチェンジや一部改良を9回実施しています。

 

最も大きな変更は2020年12月のマイナーチェンジで、この時にPHEVモデルが追加されました。このマイナーチェンジは「前代未聞」と評されるほど大規模で、全長が140mm延長され、フロントフェイスとリヤ周りのデザインが大幅に変更されました。

 

主要な変更履歴。

  • 2018年3月:初代エクリプスクロス発売
  • 2018年12月:一部改良実施
  • 2019年6月:グレード追加
  • 2020年12月:大規模マイナーチェンジ(PHEVモデル追加)
  • 2024年12月:一部改良予定

2020年のマイナーチェンジでは、2.2Lクリーンディーゼル車がラインアップから削除され、PHEVとの入れ替えが行われました。これは三菱自動車の中期経営計画「Small but Beautiful」に基づく「PHEVを軸とした環境車販売強化」戦略の一環でした。

 

エクリプスクロスPHEVシステム技術詳細

現行エクリプスクロスPHEVは、アウトランダーPHEVの技術を踏襲したシステムを搭載しています。300V13.8kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、WLTCモードで213Wh/kmの電費を実現、計算上は約64.8kmの電気走行が可能です。

 

PHEVシステムの特徴。

  • ツインモーター4WDによる緻密な制御
  • S-AWC(Super All Wheel Control)統合制御
  • V2H(Vehicle to Home)対応
  • 車載ACアウトレット1500W装備

特にPHEVモデル専用の「ターマックモード」は、舗装されたワインディングロードでの走行を想定した設定で、モーターの応答性能を高めています。これにより、ターンインの応答性が向上し、コーナー出口でのアクセル操作にリニアに反応する立ち上がりを実現しています。

 

V2H機能については、平均的な家庭の1日の電力使用量10kWh前後をほぼ賄うことができ、ガソリンを満タンにして充電を繰り返せば10日分の電力供給が可能とされています。災害時の非常用電源としても高い実用性を持っています。

 

エクリプスクロス次期型デザイン変更予想

次期エクリプスクロスは、ルノー・セニックE-TECHをベースとする全く新しいデザインが採用される予定です。フロントエンドは完全新設計され、新しいヘッドライトデザインが採用されます。

 

現行モデルの2020年マイナーチェンジでは、「ダーリング・グレイス(大胆にして優雅)」というデザインコンセプトが採用されました。全長140mmの延長に伴い、車両全体のプロポーションバランスを保つため、ボンネットを水平に近づけ、リヤゲートを後方に伸ばすなど、開発チームは「凄く苦労した」と語っています。

 

次期型では、欧州市場に特化したBEVとして開発されるため、より洗練されたデザインが期待されます。ルノーとの協業により、欧州の厳しいデザイン基準に対応した、より上質で先進的な外観になると予想されます。

 

特に注目すべきは、現行モデルの特徴的なダブルガラスのリアデザインから、よりシンプルで一体感のあるシングルガラスへの変更です。これにより、より伸びやかなクーペシルエットが強調され、スタイリッシュさが向上しています。

 

エクリプスクロス競合車種比較と市場ポジション

エクリプスクロスが属するミドルサイズSUV市場は、強力なライバルがひしめく激戦区です。主要な競合車種との比較を見てみましょう。

 

車種 パワートレイン 価格帯 特徴
エクリプスクロス 1.5Lターボ/PHEV 277万円~465万円 クーペSUVスタイル、S-AWC
トヨタ RAV4 2.0L/2.5Lハイブリッド 293万円~416万円 高い信頼性、豊富なグレード
ホンダ CR-V 1.5Lターボ/2.0Lハイブリッド 323万円~455万円 広い室内空間、実用性重視
マツダ CX-5 2.0L/2.5L/2.2Lディーゼル 290万円~419万円 上質な内装、走行性能

エクリプスクロスの独自性は、クーペSUVとしてのスタイリッシュなデザインと、三菱独自のS-AWC技術にあります。特にPHEVモデルでは、外部給電機能やV2H対応など、災害時の実用性も高く評価されています。

 

しかし、競合車種が次々と新型モデルや改良モデルを投入する中で、商品力の一新が急務となっています。次期型では、BEV化により環境性能を大幅に向上させ、ルノーとの協業による欧州品質の実現が期待されます。

 

三菱自動車の中期経営計画では、SUVとPHEVラインナップの強化を打ち出しており、エクリプスクロスはその戦略の中核を担うグローバルモデルとして位置づけられています。次期型の成功は、三菱自動車の今後の方向性を左右する重要な要素となるでしょう。

 

三菱自動車公式サイトでエクリプスクロスの最新情報を確認できます。

 

https://www.mitsubishi-motors.com/jp/lineup/eclipse-cross/