中央自動車道の下り線には、全20以上のサービスエリア・パーキングエリアが配置されています。石川PAから内津峠PAまで、東京方面から愛知方面への約320km区間に分布しており、各施設の営業時間はさまざまです。EXPASA談合坂、双葉SA、諏訪湖SA、駒ヶ岳SA、恵那峡SAなど、多くの主要施設は24時間営業を実施しており、深夜のドライブでも安心して利用できます。一方、初狩PA、釈迦堂PA、小黒川PAなどは7時から20時前後の営業となっており、営業時間外に立ち寄りを予定している場合は、事前に確認が必要です。
コンビニエンスストアはほぼすべての施設に配置されており、24時間営業の「ファミリーマート」や「デイリーヤマザキ」が各所で営業。トイレ、給油スタンド、給電施設といった基本的な設備も多くの施設に整備されています。また「ぷらっとパーク」という一般道からもアクセス可能な施設も複数あり、ドライブの疲労軽減や、緊急時の対応に役立ちます。
NEXCO中日本サービスエリア・パーキングエリア検索サイト（全施設の詳細情報、最新の営業状況、料金情報を確認可能）
中央自動車道の下り線で絶対に外せないグルメは、各地域の郷土料理を活かしたメニューです。最初のサービスエリアであるEXPASA談合坂は、山梨の代表的な郷土料理「ほうとう」と「田舎の豚まん」が名物。特に自家製麺のほうとうは、モチモチとした食感が特徴で、驚くほどリーズナブルな価格で提供されています。初狩PAでは「初狩ラーメン」、釈迦堂PAでは「釈迦堂中華そば」と、各施設がラーメンに力を入れており、スープから麺、チャーシューまですべてが手作りという職人気質が感じられます。
山梨から長野へ進むと、風景と同様にグルメも大きく変わります。双葉SAの「豚もつ煮定食」は、県産豚肉と大塚にんじんを使ったこだわりの一品で、職業ドライバーからの信頼も厚い定番メニュー。八ヶ岳PAでは「三分一湧水の手打ちもりそば」が、日本名水百選に指定された水を使った自慢の逸品として知られています。諏訪湖SAでは「さくら丼」（馬刺しをのせた特別な丼）と「山賊シビカララーメン」が、地元・信州の食文化を代表するメニューとして提供されており、異なる風味の両方を試す価値があります。
駒ヶ岳SAの「ソースカツ丼」は駒ヶ根市の名物として全国的に知られており、肉厚なトンカツに千切りキャベツとオリジナルソースがかけられた、B級グルメの傑作です。岐阜県に入ると「恵那Gライス」（牛タンそぼろにんにくピリ辛）、「唐揚げ定食」など、こってり系のメニューが増えてきます。内津峠PAの「金のとりから」（サクサクスティック唐揚げ）は、複数のトッピング選択肢があり、好みに合わせてカスタマイズできるのが特徴です。
るるぶKids 中央自動車道【下り】グルメ&お土産ガイド（各施設のメニュー写真と詳細説明、家族向けの評価情報が掲載）
中央自動車道下り線のお土産ショッピングは、各地域の特産品を気軽に購入できるメリットがあります。石川PAでは「東京ばな奈」や「東京銘菓ひよ子」などの定番東京みやげから、八王子の「バターフィナンシェ」まで、東京の名産品が集中しており、最初の休憩で東京みやげを完結させることが可能です。EXPASA談合坂は、山梨県と東京・横浜みやげの両方が揃い、広々としたショッピングコーナーが自慢。地元山梨の特産品と、都市型みやげの融合を体験できます。
双葉SAではオリジナルパッケージに入った「桔梗信玄餅」が限定販売されており、山梨を代表する和菓子が特別な形で購入できるのは、この施設だけの利点です。八ヶ岳PAでは「八ヶ岳チーズケーキ」がPA限定商品として販売されており、地元ミルク工房の牛乳を使った濃厚な味わいが特徴。境川PAの「ミヤビパン」（厚切りバターサンド）は、中央道では限られた場所でしか手に入らない激レアアイテムです。
長野県に入ると「野沢菜しぐれ」などの信州産品が増え、諏訪湖SAでは「テンホウの餃子」（60年続く老舗で、6種類の香辛料を使用）が、地元グルメの代表として提供されています。駒ヶ岳SAは長野県最後のサービスエリアということもあり、「駒ヶ岳林檎パイ」（信州産ふじりんご使用）がSA限定オリジナルとして販売。岐阜県に入ると「栗きんとん」や「栗まんじゅう」、「栗きんとんパイ」など、栗を使った商品が集中しており、栗の名産地としての存在感が際立ちます。内津峠PAの「栗きんとんパイ」は販売店舗限定の珍しいアイテムで、見かけたら逃さないのが正解です。
ここに寄るのがおすすめ！中央自動車道の充実のSA・PA5選（グルメとお土産の組み合わせ情報、季節限定商品の情報が掲載）
ドライブの醍醐味は移動だけでなく、沿線の景色を楽しむことにもあります。双葉SAの「富士山展望広場」は、甲府盆地越しに望む富士山、南アルプス連峰、八ヶ岳など360度の大パノラマを堪能できるベストスポットで、多くのドライバーが記念撮影のため立ち寄ります。エリア内には展望塔もあり、違う高さからの景観も体験可能です。八ヶ岳PAは、目前に甲斐駒ヶ岳の雄姿を望むロケーション抜群の施設で、南アルプスや八ヶ岳連峰の雄大さが圧巻。深呼吸しながらドライブの疲労を回復させるのに最適です。
中央道原PAからは、八ヶ岳の眺望が楽しめ、諏訪湖SAは湖面を渡る風が爽やかで、眺望のよさが自慢の施設として知られています。小黒川PAでは、大きなフォトフレームを設置しており、甲斐駒ヶ岳や北岳などの南アルプスを背景に、景色と一緒に記念撮影ができるユニークな工夫があります。恵那峡SAには展望台があり、天候によっては遠くに御嶽山を望むことも可能です。阿智村にある阿智PAは、「日本で最も夜空が美しい場所」として有名で、夜間のドライブ時には星空を楽しめるスポットとしても注目されています。
一般的には知られていませんが、夕暮れ時の景観が格別なのが小黒川PA。周囲の山々が赤く染まる夕方の光景は、日中と異なる幽玄な雰囲気を演出し、ドライブの疲労回復に最適な心身リフレッシュスポットとなっています。
中央自動車道下り線のサービスエリア・パーキングエリアには、単なる食事や買い物の機能を超えた、独自の設備やサービスが充実しています。諏訪湖SAには「ハイウェイ温泉 諏訪湖」という上諏訪温泉から引湯された温泉施設があり、肌にやさしいアルカリ性単純温泉で、ドライブの疲労を本格的に解消できます。高速道路のSA内に温泉があるのは全国的にも珍しく、時間に余裕がある場合は、ぜひ立ち寄る価値のある施設です。
EXPASA談合坂は「ぷらっとパーク」が併設されており、一般道からもSAの施設を利用でき、さらに水飲み場・シャワーなどの設備を持つドッグランも設置。ペット同伴のドライバーにとって、ここは重要な休憩地点となっています。双葉SAでも24時間利用可能なスマートICと「ぷらっとパーク」が設置されており、柔軟なアクセスが可能です。駒ヶ岳SAと恵那峡SAも同様にドッグランを備えており、犬との家族ドライブに対応しています。
多くの施設に「ぷらっとパーク」が設置されているという点は、実は大きなメリットです。これにより、高速道路の利用者だけでなく、一般道から立ち寄りたい人も施設を活用でき、地域コミュニティの拠点としての役割も担っています。給電施設も複数の施設に整備されており、電気自動車の普及に対応した設備も充実。低炭素社会への貢献と、ドライバーの利便性向上の両立が進んでいます。
EXPASA談合坂（下り）の詳細ページ（最新の施設情報、イベント情報、ドッグランの詳細が掲載）
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