小さいランクル新型FJクルーザー登場予定

トヨタが開発中の小さいランクル「FJ」について、サイズ・価格・発売時期などの最新情報を詳しく解説。コンパクトながら本格オフロード性能を備えた新型モデルの魅力とは?

小さいランクル新型FJクルーザー最新情報

小さいランクル FJクルーザーの概要
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コンパクトサイズ

全長4,500mm×全幅1,830mm×全高1,850mmの扱いやすいサイズ

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予想価格

350万円~450万円の手頃な価格帯

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発売時期

2025年夏頃の登場が予想される

小さいランクルFJのボディサイズとデザイン特徴

新型ランドクルーザーFJは、ランクルファミリーの中で最もコンパクトなモデルとして位置づけられています。予想されるボディサイズは全長4,500mm、全幅1,830mm、全高1,850mm、ホイールベース2,750mmとなっており、カローラクロスの背を高くしたようなサイズ感です。

 

デザイン面では、往年のFJクルーザーの特徴を受け継ぎながら、現代的なアレンジが施される予定です。特に注目すべきは、丸目ヘッドライトの採用で、これによりレトロで親しみやすい印象を与えます。また、ランクル250の縮小版というイメージでありながら、背面スペアタイヤの装着など、本格オフローダーとしての機能性も重視されています。

 

ボディカラーについては、FJクルーザーの特徴であったルーフがホワイトの2トーンボディカラーの採用も検討されており、可愛らしさとレトロさ、そしてランクルらしいディテールが期待されています。

 

小さいランクルFJのエンジンスペックと性能

パワートレインについては、複数の選択肢が用意される予定です。基本グレードには2.7L直列4気筒ガソリンエンジンが搭載され、最高出力163ps、最大トルク25.1kgmを発生します。これに加えて、2.8Lディーゼルターボエンジンの設定も予定されており、ランクル250の国内仕様と同じエンジンが採用される見込みです。

 

さらに注目すべきは、ハイブリッドシステムの導入も検討されていることです。これにより、燃費性能の向上と環境性能の両立が図られる予定です。また、一部の情報では、デュアルモーター構成のBEV仕様も準備されているとの報告もあり、電動化への対応も進められています。

 

駆動方式については、ランクルの名を冠する以上、4WDのみの設定となる予定です。本格的なオフロード走行を想定した設計となっており、新開発のリジッドサスペンションや小型車向けラダーフレームの採用により、悪路走破性能の確保が図られています。

 

小さいランクルFJの価格設定と競合車比較

新型ランドクルーザーFJの予想価格は350万円から450万円の範囲とされており、ランクルファミリーの中では最も手頃な価格帯に設定される予定です。この価格設定により、より多くのユーザーがランクルブランドにアクセスできるようになります。

 

競合車種との比較では、スズキ・ジムニーシエラとの差別化が重要なポイントとなります。ジムニーシエラは176万円から218.4万円という価格設定ですが、ランクルFJはより大きなボディサイズと居住性、そして上質な内装を提供することで差別化を図ります。

 

また、トヨタRAV4との比較では、ランクルFJの方がよりコンパクトな設計でありながら、本格的なオフロード性能を備えている点が特徴です。都市部での取り回しの良さと悪路走破性能の両立により、独自のポジションを確立することが期待されています。

 

小さいランクルFJの発売時期と市場投入戦略

新型ランドクルーザーFJの発売時期については、2025年夏頃が有力視されています。トヨタが「ランドクルーザーFJ」の商標を実際に登録していることから、開発が具体的に進行していることが確認されています。

 

市場投入戦略としては、まずガソリンエンジンとディーゼルエンジンでの登場が予定されており、その後にハイブリッドモデルが追加される可能性があります。また、2025年秋に開催予定の「JMS2025」において、コンセプトモデルとしてサプライズ公開される可能性も指摘されています。

 

国内市場での展開については、都市部でも扱いやすいボディサイズという特徴を活かし、従来のランクルユーザーだけでなく、新たな顧客層の開拓も狙っています。特に、大型SUVは敬遠するが本格的なオフロード性能を求めるユーザーにとって、魅力的な選択肢となることが期待されています。

 

小さいランクルFJの独自技術と将来展望

新型ランドクルーザーFJには、トヨタの最新技術が投入される予定です。特に注目すべきは、アジア戦略車「IMV 0」のラダーフレームを流用することで、コストパフォーマンスと性能の両立を図っている点です。これにより、本格的なオフロード性能を維持しながら、価格を抑えることが可能となっています。

 

また、コンパクトなボディサイズながら、クローラー走行も可能とするサスストロークの確保や、駆動制御による走破性向上技術の搭載も予定されています。これらの技術により、サイズを超えた本格的なオフロード性能を実現することが期待されています。

 

将来的には、電動化技術の進歩に合わせて、より高性能なハイブリッドシステムやプラグインハイブリッド、さらには完全電動化モデルの投入も検討されています。2021年に公開された「コンパクトクルーザーEV」のコンセプトを踏襲した電動モデルの登場により、環境性能とオフロード性能の両立が図られる可能性があります。

 

ランドクルーザーシリーズの新たな展開として、小さいランクルFJは従来のランクルファンだけでなく、新しい世代のユーザーにもアピールする重要なモデルとなることが予想されます。コンパクトながら本格的な性能を備えた新型FJクルーザーの登場により、ランクルブランドのさらなる発展が期待されています。