バイク三人乗りが可能なトライクには、主に電動モデルとガソリンエンジンモデルの2種類があります。電動モデルの代表格として「VIVEL TRIKE(ビベル トライク)」があり、価格は49万円から72万円となっています。
ガソリンエンジンモデルでは「AP TRIKES125」が有名で、125ccエンジンを搭載し、新車価格は約52万円からとなっています。さらに、より高出力な250ccエンジンを搭載した「APトライク250」も登場し、パワフルな走行性能を実現しています。
これらのトライクは屋根付きの設計となっており、雨天時でも濡れる心配がありません。また、3輪構造により立ちごけの心配がなく、安定性に優れているのが特徴です。
バイク三人乗りトライクは、法律上「自動車」に分類されるため、普通自動車免許があれば運転可能です。二輪免許は必要ありません。
重要なポイントとして、以下の法的要件があります。
125ccモデルの場合、高速道路の走行は法律上可能ですが、エンジンパワーの関係で輸入発売元では一般道路での使用を推奨しています。一方、250ccモデルであれば高速道路での走行もより安心して行えます。
バイク三人乗りトライクを選ぶ際の重要なポイントをご紹介します。
エンジン排気量による選択
125ccモデルは燃費が良く維持費が安い反面、3名乗車時には非力さを感じる場合があります。250ccモデルはよりパワフルで、坂道や高速道路での走行も安心です。
電動 vs ガソリンエンジン
電動モデルは環境に優しく静かな走行が可能ですが、充電設備の確保が必要です。ガソリンエンジンモデルは給油が簡単で、長距離走行にも適しています。
積載性と実用性
多くのトライクには後部にキャリアスペースがあり、2~3泊程度のツーリング荷物なら問題なく積載できます。家族での外出や通勤利用を考える場合、この積載性は重要な要素となります。
バイク三人乗りトライクの維持費は、同排気量のオートバイとほぼ同等です。乗用車と比較すると大幅に安く抑えることができます。
主な維持費項目
電動モデルの場合、燃料費の代わりに電気代がかかりますが、ガソリン代と比較すると大幅に安くなります。ただし、バッテリー交換費用を考慮する必要があります。
バイク三人乗りトライクは、従来の二輪バイクと比較して優れた安全性を誇ります。
安全性の特徴
快適性の向上
停車時に足を地面に付ける必要がないため、シートの設計に制約がありません。そのため、厚みがあり幅広なシートが採用されており、長時間の乗車でも疲れにくい設計となっています。
また、シフトノブによるMT操作が可能なモデルもあり、車のような操作感で運転できます。これにより、バイクの運転に慣れていない方でも安心して操作できます。
バックギア搭載モデルでは、駐車場での取り回しも容易になり、日常使いでの利便性が大幅に向上します。
さらに、多くのモデルで風防やサイドパネルが装備されており、風の影響を受けにくく、快適な乗車環境を提供しています。冬場の寒さや夏場の日差しからも身を守ることができ、年間を通じて快適に利用できます。
これらの特徴により、バイク三人乗りトライクは家族での移動手段として、また通勤や買い物などの日常利用において、非常に実用的な選択肢となっています。