日産の大型SUVパスファインダーの新型モデルが海外で好調な売れ行きを見せる中、日本での発売可能性はあるのでしょうか？
朝倉未来車遍歴高級車コレクション愛車
総合格闘家・朝倉未来の愛車遍歴を徹底解説。ベントレーからフェラーリまで、彼が所有してきた高級車の詳細スペックや購入価格、乗り換え理由を詳しく紹介。格闘家の成功を象徴する車選びの真意とは？
朝倉未来の車歴は、意外にも庶民的なハイブリッドカーから始まっている。2015年から2016年頃にかけて、彼が所有していたのはホンダ・インサイトの2代目モデルだった。内装色はウォームグレーを選択し、実用性を重視した車選びをしていたことがInstagramの投稿から確認できる。
この時期の朝倉未来は、まだ格闘家としてのキャリアを積み始めたばかりで、YouTuberとしての活動も本格化していなかった。インサイトは燃費性能に優れたハイブリッドカーとして人気があり、経済性を重視した賢明な選択だったと言える。
現在では考えられないほど質素な車選びだが、この時期があったからこそ、後の高級車への転換がより印象的に映るのかもしれない。実際、朝倉未来自身も後に「格闘家で成功すれば夢があるんだよということを知って欲しい」と語っており、この時期の経験が彼の車に対する価値観形成に大きな影響を与えたと考えられる。
2019年8月、朝倉未来の車歴において最も重要な転換点が訪れた。この時期、彼は「高級車買いました」というタイトルでYouTube動画を投稿し、ベントレー・コンチネンタルGTを購入する様子を公開した。購入価格は約1,564万円で、車体色はブラックベルベットメタリック、内装色はベルーガ&ホットスパーの組み合わせだった。
興味深いのは、朝倉未来が当初高級車に対して消極的だったことだ。動画内で「あんまいらないんだけどぶっちゃけね。東京なのであんま乗ることもないしね」と発言していたにも関わらず、格闘家としての使命感から購入を決断した。
しかし、この初の高級車体験は長続きしなかった。所有期間はわずか6か月で、朝倉未来は「狭いし、女ウケ悪い」という率直な感想を述べている。両手で数えられるほどしか乗らなかったという事実は、実用性と憧れのギャップを物語っている。
2020年2月には、このベントレー・コンチネンタルGTをメルセデスAMG・Sクラス S63と交換する形で手放した。新しく手に入れたS63は6代目W222前期型で、車体色はダイアモンドホワイトメタリック、内装色はブラックという組み合わせだった。
2020年12月、朝倉未来は再びベントレーブランドに戻り、今度はSUVモデルのベンテイガ V8 4WDを購入した。購入価格は約3,000万円で、車体色は白、内装色はベルーガ&リネンの組み合わせを選択した。
ベンテイガの購入は、朝倉未来の車に対する考え方の変化を示している。クーペタイプのコンチネンタルGTでは実用性に不満を感じていた彼が、より実用的なSUVを選択したのは自然な流れだった。ベンテイガは高級車でありながら、日常使いにも適した車種として知られている。
この時期、朝倉未来は「格闘技で稼いだお金だけで買った」と強調し、「格闘家として成功している姿を見せることが大事。拳一つでここまで稼げるんだぞっていうのを見せたい」と購入理由を説明した。これは彼の車購入が単なる趣味ではなく、格闘家としてのブランディング戦略の一環であることを明確に示している。
同時期には、YouTube撮影のロケ車として6人乗りのトヨタ・アルファード S "Cパッケージ"も購入しており、用途に応じた車の使い分けを始めていた。
2021年10月、朝倉未来は車歴の中でも最も高額な車両となるフェラーリF8を購入した。購入価格は約5,300万円で、車体色はホワイトを選択している。ベントレー・ベンテイガからの乗り換えで、朝倉未来本人は「フェラーリに乗ることを男のロマン」と評している。
フェラーリF8は2019年にデビューした488GTBの実質的な後継モデルで、フェラーリの伝統的なミドシップV8レイアウトを採用している。搭載される3.9リッターツインターボエンジンは最高出力720ps、最大トルク770Nmを発生し、最高速度は340km/hという驚異的な性能を誇る。
このフェラーリF8の購入により、朝倉未来の車に対する価値観は完全に変化したと言える。実用性よりもパフォーマンスと所有する喜びを重視する方向へとシフトしたのだ。
興味深いことに、朝倉未来がフェラーリF8と一緒に写った写真は一時期Instagramに投稿されていたが、車の特定を避けるためか現在は削除されている。これは有名人特有のセキュリティ上の配慮と考えられる。
2022年7月、朝倉未来は再びベントレーブランドに戻り、新たなオープンカーを購入したことをInstagramのストーリーズで報告した。黒いボディのベントレー・オープンカーに乗る姿が披露されたが、具体的な車種や購入価格については明かされていない。
2024年7月の「超RIZIN」での引退宣言後の投稿では、黒ボディに赤内装が映える高級オープンカーの姿が確認されている。この車両は以前の発信でベントレー「コンチネンタルGT コンバーチブル」購入を示唆するシーンがあったことから、同モデルと推測されている。
現行型のコンチネンタルGTシリーズは2024年に発表された4世代目モデルで、従来の6リッターW12型ツインターボエンジンを廃止し、4リッターV型8気筒ツインターボエンジンと高出力モーターを組み合わせた「ウルトラパフォーマンスハイブリッド」を新搭載している。
この最新の車両選択は、朝倉未来が環境性能とパフォーマンスを両立させた次世代の高級車に注目していることを示している。ハイブリッド技術の進歩により、従来のガソリンエンジンだけでは得られない新しい走行体験が可能になっている。
朝倉未来の車遍歴を振り返ると、実用車から始まり、高級車、SUV、スーパーカー、そして最新のハイブリッド高級車へと進化してきた軌跡が見えてくる。それぞれの時期における彼の価値観や生活スタイルの変化が、車選びにも反映されているのが興味深い点だ。
格闘家として、そしてYouTuberとしての成功を車という形で表現し続ける朝倉未来の今後の車選びにも注目が集まっている。引退宣言後の新たなキャリアにおいて、どのような車を選択するのか、ファンならずとも気になるところだ。