2023年6月に発表された2代目C-HRは、欧州市場で好調な売れ行きを見せています。トルコのサカリヤ工場で生産されるこの新型モデルは、初代の斬新なクーペSUVスタイルをさらに洗練させ、欧州主導で企画・開発されました。
欧州仕様の新型C-HRには以下の特徴があります。
ボディサイズは全長4,362mm×全幅1,832mm×全高1,558-1,564mmで、先代モデルと基本的な寸法を踏襲しながらも、全幅がやや広くなっています。
2024年に入ってから、日本国内で新型C-HRの目撃情報が相次いでいます。特に注目すべきは、日本の通常ナンバーが付いた右ハンドル仕様の個体が公道で確認されていることです。これは、トヨタが日本での発売に向けて本格的にテストを実施している可能性を示唆しています。
さらに、2024年2月には特許庁に新型C-HRが意匠登録されており、日本での発売準備が着々と進んでいることが伺えます。
目撃情報のポイント:
これらの情報から、新型C-HRの日本発売は単なる憶測ではなく、現実的な可能性として捉えられています。
2025年3月に欧州で発表されたC-HR+(プラス)は、トヨタの電動化戦略における重要な位置を占めています。このBEV(バッテリーEV)専用モデルは、一部報道によると2025年秋より日本での生産が開始される予定です。
C-HR+の主要スペック:
項目 | 57.7kWhバッテリー | 77.0kWhバッテリー |
---|---|---|
航続距離 | 455km | 600km |
駆動方式 | FWD | FWD/AWD |
最大出力(AWD) | - | 252kW(約342ps) |
0-100km/h加速 | - | 5.2秒 |
ボディサイズは全長4,520mm×全幅1,870mm×全高1,595mm、ホイールベース2,750mmと、従来のC-HRよりもひと回り大きくなっています。
電動モデル用のe-TNGAプラットフォームを採用し、改良されたリチウムイオンバッテリーにより、優れた航続距離を実現しています。
新型C-HRが日本で発売される場合の価格帯について、海外での販売価格を参考に予想してみます。
英国での販売価格(参考):
ただし、日本市場では為替レートや税制、装備内容の違いにより、実際の価格は大幅に異なる可能性があります。国内のコンパクトSUV市場を考慮すると、以下のような価格帯が予想されます。
競合車種との比較:
新型C-HRは、ヤリスクロスとハリアーの中間に位置する価格帯での展開が予想されます。
新型C-HRには、トヨタの最新技術が数多く採用されています。特に注目すべきは、フラッシュドアハンドルの採用です。これにより、スタイリッシュな外観を実現しながら、空力性能の向上にも貢献しています。
革新的なデザイン要素:
燃費性能については、豪州モデルでの実績から、1.8Lモデルで25.0km/L、2.0Lモデルで24.4km/L程度が期待されます。4WDモデルでも2WDと大差ない燃費性能を実現しており、雪国でも安心して使用できる実用性を備えています。
また、現行プリウスと同じエンジンを採用することで、万一のトラブル時でも国内での対応が容易になるという実用的なメリットもあります。
将来的な展望:
新型C-HRは、トヨタの電動化戦略における重要な役割を担っており、C-HR+の登場により、ハイブリッドから純電気自動車まで幅広い選択肢を提供する予定です。
日本市場での発売時期については、目撃情報や特許登録の状況から、2025年内の発売が有力視されています。初代C-HRが2017年にSUVカテゴリーの国内新車販売台数1位を獲得した実績を考えると、新型モデルの登場は多くのユーザーから歓迎されることでしょう。