両白山地は岐阜県、富山県、石川県及び福井県にまたがる広大な山域で、加濃越山地とも呼ばれています。地図上で確認すると、白山（標高2,702m）を主峰とする加越山地と、能郷白山（標高1,617m）を主峰とする越美山地の2つのエリアに分かれており、「両白」という名称はこれら2つの白山を示したものです。九頭竜川が両山地の境界線となっており、白山周辺の加越山地の主要部分は白山国立公園に指定されています。
参考）両白山地 - Wikipedia
両白山地の白山は2,000m峰としては日本最西端に位置し、そのため多くの高山植物にとって生息地の西限となっています。また、白神山地に次ぐ規模のブナ原生林が見られ、特にチブリ尾根や千丈平ではブナの大木が多数自生する貴重な自然環境が保たれています。
参考）両白山地 - Wikiwand
両白山地における白山と能郷白山の位置関係を地図で確認すると、北部の加越山地に白山、南部の越美山地に能郷白山が配置されていることがわかります。能郷白山は岐阜県本巣市、揖斐郡揖斐川町と福井県大野市にまたがり、能郷谷の麓に能郷集落があることから能郷白山と呼ばれるようになりました。別名「白山」「能郷山」「権現山」とも呼ばれ、越美国境の最高峰として知られています。
参考）https://ameblo.jp/sanchan33-yamaski/entry-12484990263.html
白山を開山した泰澄大師が、717年に加賀白山を開いた後、翌718年に能郷白山を開山したという歴史的経緯があります。このことから、2つの白山は地理的にも信仰的にも深い関わりを持っています。地図で見ると、白山は石川県白山市と岐阜県白川村・高山市の境界に位置し、能郷白山は岐阜県と福井県の県境に位置しており、両者は南北に約70km離れています。
参考）能郷白山 - Wikipedia
両白山地の主要登山口へのアクセスは地図上で慎重に計画する必要があります。白山への主要登山口である別当出合へは、石川県白山市の市ノ瀬ビジターセンターからシャトルバスを利用する必要があり、マイカー規制が実施されています。市ノ瀬ビジターセンターへは北陸自動車道白山ICから約60分、または東海北陸自動車道白川郷ICから約60分の距離です。
参考）日本三名山「白山」を登って ～白山市・白川村～
能郷白山の登山口は主に2か所あり、温見峠登山口と能郷谷登山口が利用されています。温見峠登山口へは国道157号線を通り、名神高速岐阜羽島ICから約1時間50分でアクセスできますが、駐車場がなく路肩への駐車となるため注意が必要です。能郷谷登山口には駐車場がありますが、登山口まで3kmほど歩く必要があります。国道157号は冬季に雪のため通行止めになることがあり、カーナビだけでなく地図での事前確認が重要です。
参考）能郷白山｜急登の連続から気持ち良い稜線歩きへ！登山コース情報…
両白山地の詳しい登山地図と難易度情報
このサイトでは両白山地の各山の登山ルートと難易度・グレーディングが詳しく掲載されており、登山計画の参考になります。
両白山地南部へのアクセスルートである国道157号は、地図上では通常の国道として表示されていますが、実際には「酷道」として知られる険しい山道です。特に温見峠周辺は道幅が狭く、車1台分しか通れない区間があり、急こう配と急カーブが連続する険しい道路状況となっています。
参考）能郷白山と岐阜根尾へ通じる 温見峠 （大野市） vol.7…
温見峠は福井県大野市と岐阜県本巣市根尾の境にあり、標高約1,020mの峠で、九頭竜川の支流温見川と揖斐川の支流根尾西谷川との分水嶺となっています。地図で確認すると能郷白山の登山口として重要な位置にありますが、冬季は積雪のため5月頃まで閉鎖されます。林道としての歴史は1974年に温見峠林道が全通し、翌1975年に国道157号に昇格した比較的新しい道路です。
参考）温見峠 - Wikipedia
国道157号岐阜県本巣市根尾能郷～温見峠区間の注意喚起資料
岐阜県が発行する国道157号の通行に関する注意事項が記載されており、大型車の脱輪事故なども報告されているため、通行前に必ず確認すべき資料です。
両白山地を車で楽しむなら、白山白川郷ホワイトロード（旧白山スーパー林道）の絶景ドライブがおすすめです。地図上で確認すると、石川県白山市から岐阜県白川村を結ぶ全長33.3kmの有料道路で、白山国立公園の中を通る壮大なルートとなっています。標高差が約1,000mあり、三方岩岳駐車場付近が標高1,450mの最高地点です。
参考）1泊2日 紅葉の白川郷と絶景紅葉狩りドライブの旅【関西・中京…
このドライブコースは「日本紅葉のみどころ百選」にも選ばれており、10月上旬から11月初旬にかけて約1か月間にわたり紅葉を楽しめる点が特徴です。標高差が大きいため、紅葉前線が山頂から麓へと約1か月かけて下っていき、どの時期に訪れても道路のどこかで見頃の紅葉が楽しめます。地図でルートを確認すると、「日本の滝百選」の姥ヶ滝やふくべの大滝など、複数の滝スポットも点在しています。
参考）https://hs-whiteroad.jp/blog/6969/
白山白川郷ホワイトロード公式サイト
通行料金、営業時間、見どころ情報など、ドライブ計画に必要な最新情報が掲載されています。
両白山地周辺で車中泊やキャンプを計画する場合、地図上でいくつかの適したスポットを確認できます。白川村の「道の駅 飛騨白山」は日帰り温泉が併設されており、「道の駅 白川郷」が満車の際の代替え車中泊スポットとして利用できます。標高620mに位置し、2008年4月に登録された施設です。
参考）道の駅 飛騨白山 車中泊好適度をクルマ旅のプロがチェック！
石川県白山市瀬戸には「RVステーション安田自動車」という車中泊スポットがあり、自動車整備工場の敷地内を利用できます。白山麓の旧尾口村エリアに位置し、自然や観光資源が豊富な地域です。また、石川県白山市の「道の駅めぐみ白山」も車中泊の拠点として利用されており、両白山地周辺の観光に便利な立地となっています。
参考）RVステーション安田自動車｜石川県白山市瀬戸｜キャンプ場・車…
地図でキャンプ場を探す場合、白山ろく周辺には「白山ブナの森キャンプ場」などの施設もあり、登山と組み合わせた宿泊計画が可能です。中部・北陸地区には無料または格安のキャンプ場も点在しているため、事前に地図上で位置を確認しておくと良いでしょう。
参考）https://yamap.com/activities/12987090
両白山地の中心部に位置する白山国立公園は、地図上で見ると複数の見どころが配置されています。白山山頂には翠ヶ池を最大とする7つの火口湖（紺屋ヶ池、油ヶ池、血の池、五色池、百姓池、千蛇ヶ池）が点在しており、地図でそれぞれの位置関係を確認できます。
参考）見どころ・施設
弥陀ヶ原は白山の大湿原として知られ、別当出合から登山道を辿ると黒ボコ岩を経て到達できます。地図上では室堂の手前に位置し、木道が整備された美しい高山湿原です。また、刈込池は願教寺山の麓に位置し、ブナやミズナラなどの原生林に囲まれた周囲400m、水深最大4.5mの池で、紅葉の名所として地図に記されています。
白水湖はエメラルドグリーンの湖面が特徴的な人造湖で、大白川のブナ原生林が映える景観が楽しめます。地図で確認すると別山や白山主峰群の眺望ポイントとしても重要な位置にあります。市ノ瀬園地から自然観察路を約20分登った四阿の展望台では、手軽に白山の主峰群を眺められ、さらに40分登るとパノラマ展望台があり、白山の大パノラマが広がります。
参考）環境省_白山国立公園_見どころガイド
両白山地周辺の紅葉ドライブコースを地図で計画する際、白山白川郷ホワイトロード以外にも複数のルートがあります。飛騨美濃せせらぎ街道は、郡上市八幡町から高山市清見町三日町を結ぶルートで、飛騨美濃紅葉三十三選に数えられる景勝道路です。地図上で確認すると両白山地の南側を通るルートとなっており、色づく木々が四季折々の景色を演出します。
参考）【紅葉2025】ドライブで心躍る！秋の飛騨高山で巡る絶景おで…
白山白川郷ホワイトロードは石川県から岐阜県に通り抜けるルートがおすすめで、ベストシーズンは11月初旬です。地図で確認すると、起点付近と県境付近の標高差が約800mあり、約1か月かけて紅葉前線が移動していくため、どの時期でもどこかで見頃の紅葉が楽しめる点が魅力です。三方岩岳駐車場（標高1,450m）から始まった紅葉は、11月上旬に両県の料金所付近まで下りてきます。
参考）白山白川郷ホワイトロードの紅葉
地図上で紅葉スポットを確認する際のポイントとして、標高1,000～1,200m付近が10月下旬の見頃となり、石川県側は国見展望台付近、岐阜県側は白川郷展望台付近が美しい紅葉を見せます。ドライブ中には滝や岸壁、峡谷沿いの真っ赤なヤマモミジなど、変化に富んだ紅葉が楽しめるため、地図で事前にビューポイントをチェックしておくことをおすすめします。
