エントリー締切を過ぎると、愛車を持ち込めず観覧専門になります。
2026年の関西旧車シーンは、春から一気に熱を帯びます。まず1月11日(日)に大阪・泉大津フェニックスで「KANSAI SUNNY MEETING in OSAKA 2026」が開幕し、年の最初の旧車ミーティングとして関西の旧車ファンから注目を集めました。翌週1月18日(日)には兵庫県三木市の「かじやの里メッセみき」で「関西舞子サンデー第121回・オフ会始め」が開催されています。
春のハイライトは、なんといっても4〜5月のGW前後です。旧車専門雑誌「ノスタルジックヒーロー」「ハチマルヒーロー」「ノスタルジックスピード」の3誌が合同で主催する大型イベント「Nostalgic DAY OUT 2026 in Osaka(旧:ノスヒロ&ハチマルミーティング)」は、2026年4月26日(日)予想で、大阪府泉大津市の泉大津フェニックスにて開催が見込まれています。この海沿いの広大な特設会場に、1980年以前の旧車からハチマル世代の国産車、さらにチューニングカーまで数百台規模が集結する、関西を代表する超大型旧車ミーティングです。
つまり、春だけでも複数の大型イベントがあります。
GW期間中の5月3日(日)頃には、大阪府此花区・舞洲スポーツアイランドで恒例の「舞洲部品交換会(旧車フリマ)」が開催される予定です。このイベントは早朝から始まるスタイルが定番で、希少パーツや旧車グッズを求めて開場前から長蛇の列が形成されます。旧車オーナーにとっては「お宝探し」の場として外せません。
| 開催月 | イベント名 | 会場 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 1月 | KANSAI SUNNY MEETING in OSAKA 2026 | 泉大津フェニックス(大阪) | サニー専門ミーティング、年始恒例 |
| 1月・2月・3月・4月 | 関西舞子サンデー | かじやの里メッセみき(兵庫) | 毎月1〜2回開催、オールジャンル |
| 4月中旬予想 | OSAKA Classic Car EXPO | 万博記念公園(大阪) | 太陽の塔バックに展示、VR体験あり |
| 4月26日予想 | Nostalgic DAY OUT 2026 in Osaka | 泉大津フェニックス(大阪) | 旧車3誌合同、関西最大級規模 |
| 4月29日 | 関西舞子サンデー第124回 | かじやの里メッセみき(兵庫) | GW祝日開催、来場者多め |
| 5月3日頃予想 | 舞洲部品交換会(旧車フリマ) | 舞洲スポーツアイランド(大阪) | 希少パーツ狙いなら早朝必須 |
春シーズンだけでも十分な選択肢があります。特に関西舞子サンデーは年間を通じて兵庫・三木市で毎月定期開催されており、初めて旧車イベントに参加したいという方の入口として最適です。2026年3月8日(日)が第123回、4月29日(祝)が第124回として公式スケジュールが確認されています。
初夏のメインイベントとして、クラシックカー愛好家のあいだで特に権威ある「コッパディ姫路2026(COPPA DI HIMEJI 2026)」が2026年6月6日(土)〜7日(日)に開催されます。世界遺産・姫路城の大手前公園をスタート地点に、兵庫県南部を中心とするルートを約400km走行するクラシックカー公道ラリーです。
このイベントは2015年に第1回が開催され、2年おきの開催を重ねてきました。今回が第6回大会。1920年代から1970年代製造のクラシックスポーツカーが参加対象で、エントリー選考があるため誰でも車両参加できるわけではありません。実際、2026年2月10日が早期エントリー締切として設定されており、定員枠は発表から数週間で埋まります。これは重要なポイントです。
観覧するだけなら入場無料で楽しめるのがコッパディ姫路の大きな魅力です。ただし、大手前公園内にはエントラント(参加者)の車両と許可済みサポートカー以外の車は入れません。近隣の有料駐車場を利用するか、JR姫路駅から徒歩でアクセスするのがスマートです。
白鷺城を背景に整列するクラシックスポーツカーの光景は、国内でも随一の映えスポットとして知られており、鑑賞目的でもじゅうぶん価値があります。
参考リンク(コッパディ姫路2026公式サイト):姫路城を起点としたクラシックカー公道ラリーの開催概要・エントラント情報・ギャラリー向け案内が掲載されています。
秋になると、関西の旧車イベントカレンダーは一気に密度を増します。なかでも最大規模を誇るのが「昭和レトロカー万博」です。大阪府吹田市の万博記念公園・東駐車場を舞台に毎年11月に開催されるこのイベントは、全国から350〜400台規模の昭和レトロカー・クラシックカーが集結する、西日本最大級の旧車イベントとして定着しています。
2024年大会(11月30日開催)では来場者向け入場料は当日券2,000円・前売り券1,700円に設定されていました。300円の差額なので前売り券を早めに手配しておくのが得策です。2026年は11月中旬の開催が予想されます。
太陽の塔がそびえ立つ万博記念公園という広大なロケーションに、昭和一桁代のフォルクスワーゲン・ビートルやトヨタ2000GT、フェアレディZなどの名車がズラリと並ぶ光景は、旧車ファンでなくても圧倒されるものがあります。東京ドーム約3個分(約14万㎡)の広大な東駐車場を埋め尽くす旧車の群れは、「一生に一度は見ておきたい」と言われるほどです。これは大げさではありません。
秋のイベントをまとめると次のとおりです。
| 開催月 | イベント名 | 会場 | 規模・特徴 |
|---|---|---|---|
| 11月上旬予想 | Nostalgic Car Fes' | 柏原市役所前 大和川河川敷公園(大阪) | 河川敷の開放感、国産車・欧州車混合 |
| 11月中旬予想 | 昭和レトロカー万博 2026 | 万博記念公園 東駐車場(大阪) | 350〜400台規模、西日本最大級 |
| 11月下旬予想 | ジャパニーズネオクラシックカーフェスティバル | 安満遺跡公園(大阪・高槻) | 昭和の国産車50〜60台、エントリー制 |
| 11月下旬予想 | 茨木ヴィンテージカーショー | 中央公園グラウンド IBALAB@広場(大阪) | 展示+短距離走行会あり |
| 11月3日頃予想 | 御堂筋オータムパーティー(御堂筋ランウェイ) | 御堂筋・大阪市内 | 街なかパレード、都市型イベント |
| 10月13日(2025年実績) | 天理やまのべクラシックカーフェス | 天理市内(奈良) | 奈良の代表的クラシックカーフェス |
11月は特にイベントが集中するので、日程の重複に注意が必要です。とくに「昭和レトロカー万博」と「Nostalgic Car Fes'」は開催日が近いため、どちらを優先するかを事前に決めておくことをおすすめします。
参考リンク(昭和レトロカー万博2024公式サイト):過去の開催概要・参加車両の条件・前売り購入方法などが確認できます。
関西圏で旧車イベントが集中するのは大阪ですが、各府県にそれぞれ異なる個性があります。府県別の特色を押さえることで、遠方から来る方も効率よく複数のイベントを組み合わせることができます。
大阪は年間を通じてイベント数が最多で、泉大津フェニックス・万博記念公園・舞洲・御堂筋と会場のバリエーションも豊富です。GW直前の「Nostalgic DAY OUT」と秋の「昭和レトロカー万博」が二大ランドマークとなっています。常設スポットとして港区・築港赤レンガ倉庫内の「GLION MUSEUM(ジーライオンミュージアム)」もあり、イベントの日程が合わない場合でも旧車観賞が楽しめます。これは使えそうです。
兵庫の最大の特徴は、毎月定期開催される「関西舞子サンデー」の存在です。三木市・かじやの里メッセみきで毎月1〜2回、年式・車種不問でオールジャンルの車が集まるスタイルは、年に1〜2回しか参加できない大型イベントとは異なる、継続的なコミュニティの場として機能しています。初参加でも馴染みやすい雰囲気があり、旧車デビューに最適です。加えて2年に1度の「コッパディ姫路」は格調高いクラシックカーラリーとして別格の存在感を放ちます。
京都では「コッパディ京都(COPPA DI KYOTO)」が隔年で開催される(姫路と交互)ため、2026年は姫路が開催年にあたります。京都では別途、12月の「京都ヴィンテージカーフェスティバル IN 平安神宮」や、岡崎公園で年2回開催される「アメリカンスワップミート ハイキャラット京都」が旧車ファンの定番イベントとして機能しています。
奈良では「天理やまのべクラシックカーフェス」(10月・天理市)や「大和路プチミーティング」(4月・東豊ベース)が開催されます。会場規模は大阪に比べて小さいものの、地域色が強くアットホームな雰囲気が好評です。
滋賀では「トイランびわこ」(6月・琵琶湖岸)が人気で、琵琶湖という絶景ロケーションを背景に旧車が集まります。また「NCCR大津–若狭」は、琵琶湖岸を発着し若狭まで約170kmを走行する公道ラリーとして旧車愛好家から高い支持を受けています。
地元密着型のイベントが充実しているのが、関西圏の旧車シーンの強みです。
多くの記事が語らない、実際にイベントに参加してみてわかる注意点があります。知っておくと、時間もお金も無駄にならずに済みます。
まず、エントリー制イベントは公式発表後すぐの申込が絶対条件です。コッパディ姫路2026では2026年2月10日(火)12:59が早期エントリー締切として設定されており、この期日を過ぎた申込はいかなる理由でも受け付けられませんでした。大型イベントほど定員(数十〜100台前後)に達するまでのスピードが速く、公式SNSをフォローして告知を見逃さないことが重要です。エントリー申込は早めが条件です。
次に、観覧専用来場の場合も駐車場計画を事前に立てる必要があります。たとえば昭和レトロカー万博は万博記念公園の東駐車場を会場として使用するため、通常使用できる東駐車場が当日は車両展示スペースに転用されます。周辺の西駐車場や公共交通機関の利用が必要になり、当日の周辺道路も混雑が予想されます。会場ごとにアクセス方法が異なるため、一般来場・展示参加いずれの場合も、公式サイトでのアクセス確認が必須です。
また、会場によって「仮ナンバー」での来場を明確に禁止しているイベントが存在します。公道走行不可の旧車をレストア中に「とりあえずイベントに持ち込もう」と考える方もいますが、仮ナンバー禁止のイベントでは入場を断られます。たとえば奈良・天川村で開催される「天川村旧車の集い」では明確に「仮ナンバーでの来場はご遠慮ください」と告知されています。イベントごとのルールを事前確認するのが基本です。
さらに、フリマ系イベントでの現金準備は必須です。舞洲部品交換会などのフリーマーケット型イベントでは、個人出品のパーツ取引が多く、キャッシュレス対応していない場合がほとんどです。掘り出し物を見つけた瞬間に現金がなくて泣いた、という話は旧車コミュニティでよく聞かれます。
最後に、複数イベントを1日で掛け持ちしようとするのは現実的に難しいことを知っておきましょう。関西舞子サンデーは朝9時〜16時と長丁場で、かじやの里メッセみきは三木市内にあるため大阪市内から車で約1時間かかります。秋の大阪イベントとのハシゴを計画する場合は、移動時間と駐車場確保の余裕を大きく見ておく必要があります。
旧車イベントの情報を網羅的に収集するなら、「よねおやじ旧車催事暦」は旧車コミュニティで長年参照され続けている非公式のイベントカレンダーです。全国の旧車催事情報が月別に整理されており、関西のマイナーなミーティング情報まで把握できます。
参考リンク(旧車催事暦・よねおやじ旧車催事暦2026年1月号):全国の旧車イベントを月別に集約した非公式カレンダー。関西地方のイベント情報も充実。