純正のハイゼットカーゴ内装は、触れただけで3万円以上の出費になるケースがある。
ハイゼットカーゴの純正内装は、機能面では申し分ないものの、見た目の素っ気なさが気になるという声は多い。樹脂むき出しのダッシュボード周りや、エアコン吹き出し口のシンプルなデザインは、仕事車として割り切れる一方で「もう少し雰囲気が欲しい」と感じるオーナーにとって、最初の不満点になりやすい。
そこで手軽に取り組めるのが、インテリアパネルの貼り付けによるドレスアップだ。現行型のS700V・S710Vに対応した14枚セットのインテリアパネル(ピアノブラック・カーボン調・クロームメッキなど4色展開)は、両面テープで貼り付けるだけの専用設計品で、価格は1万円前後から入手できる。エアコン周りやドア内側など14か所を一気にカバーできるため、コスパとインパクトのバランスが良い。
インテリアパネルが優れているのは可逆性の高さだ。つまり、取り外せば純正状態に戻せるということ。売却時に大きく査定額を下げるリスクが低く、気軽に試しやすいカスタムの入門として適している。
ダッシュボードにはダッシュマット(スエード素材・4,000〜5,000円台)を置くだけで紫外線によるひび割れ防止と車内温度上昇の抑制が同時にできる。これは実用カスタムということですね。S700V系は2021年12月のフルモデルチェンジ以降、専用設計品が豊富になったため、適合確認さえしっかり行えばパーツ選びで失敗しにくい環境が整っている。
参考:S700V・S710V対応インテリアパネルの種類と価格帯についての情報はこちらで確認できます。
Revier/Reiz インテリアパネル ダイハツ用 | ハイクオリティカスタムパーツ専門
仕事や日常使いで毎日乗るハイゼットカーゴは、シートの汚れと劣化が目立ちやすい。純正シートはファブリック生地のため、泥や汗、食べこぼしがシミとして残りやすく、長期的に見ると座り心地も低下していく。
シートカバーを導入することで、純正シートを文字どおり保護しながら見た目をアップグレードできる。S700V・S710V対応の防水PVCレザーシートカバーは、1台分で8,000〜25,000円程度と幅広い選択肢がある。安価な中国製品でもヘッド分割型(S700V特有の形状に対応)を選べばフィット感の問題は少ない。一方、ブレスクリエイションが展開する「アーバンスタンダードシートカバー」はダブルステッチ・ブラックレザー仕様でフロント1万2,100円からと、質感と価格のバランスが良い選択肢だ。
アームレストの有無は長距離走行の疲れに大きく関わる。ハイゼットカーゴの純正仕様にはセンターアームレストが設定されていないグレードが多く、1時間を超える移動では右肘の置き場がない状態になりがちだ。コンソールボックス付きのアームレスト(セイワ製など2,000〜8,000円台)は肘置きとしての役割だけでなく、スマートフォンや小物の収納スペースとしても機能する。一石二鳥ですね。
S700V用アームレストの中には、USB Type-C急速充電(QC3.0)ポートを内蔵したモデルや、7色のLEDイルミネーション付きのものもある。内装の雰囲気とスマホ充電の利便性を同時に解決できる商品として人気が高い。取り付けは既存のコンソール部分に嵌め込む形が主流で、工具不要で5分程度で完了するものがほとんどだ。作業は簡単です。
ハイゼットカーゴの荷室は、純正状態だと床面が凸凹している。タイヤハウスが出っ張り、固定用の金具の段差もあるため、そのままでは荷物が滑ったり安定しなかったりと、積載効率に影響が出やすい。これはフロアパネルを敷くだけで解決できる問題だ。
代表的な専用品はプロダックス製のフロアパネルで、700系(S700V・S710V)用の「フロアパネルS」はサイズ約885×1,362mm・厚さ12mmの合板2枚構成で、荷室に置いてパネル同士を連結するだけで設置が完了する。価格はAmazonや楽天で2万〜3万円台が相場となっている。設置後は荷室の床が完全にフラットになり、車中泊用のマットやベッドキットを乗せる場合にも安定感が大きく向上する。
DIYで自作する選択肢もある。ホームセンターでベニヤ板(1,220mm幅)をカットしてもらえば、材料費は3,000〜5,000円程度に抑えられる。ただし専用品と比べるとフィット感に差が出ることがあるため、精度を求めるなら専用品が安心だ。フロアシートオプション(クッションフロア貼り付け仕様)を追加すれば、さらに見た目と清潔感も向上する。
さらに発展したカスタムとして、壁面に羽目板を貼り付けてウッドインテリア化する手法も人気がある。荷室の左右と天井裏に断熱材を施工してから板を貼ると、キャンピングカーに近い仕上がりになる。こうした本格的なバンライフ仕様は費用が3〜10万円規模になるが、日常の積載性を維持しながらアウトドア仕様にもなれる点が魅力だ。
参考:ハイゼットカーゴを車中泊仕様に改造した実例と使い心地のレポートはこちら。
ハイゼットカーゴを車中泊仕様に!アイデア凝縮のおしゃれな自作キャンパーを紹介 | Honda Access
ハイゼットカーゴの天井は鉄板1枚が基本構造だ。内張りはフェルト状のプラダン素材で薄く、断熱性・防音性はほぼないに等しい状態といっていい。これが夏の熱気と雨の日の騒音という2大ストレスにつながっている。
天井の断熱・デッドニングDIYは、材料費の合計が1万円程度で実施できる。使う材料は主に2種類で、制振材(レジェトレックス制振シートなど:ゴム素材に粘着テープ付き)と断熱材(アルミ断熱マット5mm厚:シール付き)だ。手順は天井内側のバーをソケットレンチで外し→制振材を間隔をあけて貼り付け→その上から断熱マットを隙間なく敷き詰める、という流れになる。全面に貼らなくても、間を置いて点在させるだけで十分な効果が得られる点が重要だ。
実際の効果として、雨音が「バチバチ」から「ボトボト」に変わり、夏場の天井からの熱気も明らかに軽減されたという報告が複数ある。天井を拳で叩いたときの音が「ガンッ(金属音)」から「ゴンッ(鈍い音)」に変われば施工が成功している証拠だ。これは体感でわかります。
専門店に制振・防音・断熱の施工をまとめて依頼する場合、費用総額は6万6,000円前後(作業時間8時間)が相場となっている。DIY派はレジェトレックス制振シートとアルミ断熱マットをセットで購入し、まず天井だけに絞って試してみるのが効率的な判断だ。スライドドアや荷室の壁面にも広げていけば、静粛性はさらに高まる。
参考:ハイゼットカーゴの天井断熱・デッドニングDIYの具体的な手順と費用の解説。
軽バンの断熱・デッドニングDIY|ハイゼットカーゴの天井を静音&快適化 | CAMP STYLE
内装の快適性を底上げする上で見逃せないのが、電装系のカスタムだ。ハイゼットカーゴの純正ルームランプは暗さを感じるユーザーが多く、みんカラ等のレビューでも「荷物の細かい確認がしにくい」という声が目立つ。LEDルームランプへの交換は差し替えるだけの作業で完了し、費用も1,500〜3,000円台で収まる。S700V・S710V・S320V・S330V系まで対応した専用セットが流通しており、白色6,000K仕様に換えると車内が一気に明るくなる。
荷室後方に設けられたラゲッジランプも、LED化で積み下ろし作業の視認性が向上する。仕事で夜間や薄暗い場所に駐車することが多い場合、これは実質的な安全対策でもある。
一方、現行のS700V系に標準装備されているアイドリングストップ機能は、頻繁な発進・停止を繰り返す現場作業や市街地走行でストレスになりやすい。エンジンが止まるたびに発生する再始動の振動は乗り心地の低下につながるだけでなく、バッテリーへの負担も無視できない。アイドリングストップキャンセラー(1,000〜3,000円程度)を取り付ければ、毎回の手動キャンセル操作が不要になる。夏冬の現場でエアコンを頻繁に使う場合には、特に効果を実感しやすい。
内装のドレスアップという観点では、ステアリングの交換も有効な手段だ。WANGAN357などの社外ステアリングは、サイズや握り感を好みに合わせて選べるほか、車内の雰囲気そのものを変えるインパクトがある。ただし、ステアリング交換にはエアバッグとの干渉問題など安全面の確認が必須になるため、汎用品ではなく車種対応品を選ぶことが条件だ。安全面の確認が条件です。
参考:ハイゼットカーゴの内装・電装カスタムパーツの実体験ベースの解説はこちら。
ハイゼットカーゴの便利カスタムパーツ10選|現場向けの実用カスタムまとめ | 信州どぼくま

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