ホンダプレリュード新型は、ホンダが2025年9月5日に日本で発売した、6代目のスペシャリティスポーツクーペです。プレリュードは1978年に初代が登場し、とくに1980年代から1990年代には、流麗な2ドアクーペの代表格として存在感を示しました。5代目の販売終了から約24年を経て、車名が現代的な電動スポーツとして復活したことが最大の話題です。
参考)Honda to Begin Sales of All-ne…
ボディは全長4,520mm、全幅1,880mm、全高1,355mmで、4人乗りのFFクーペとして仕立てられています。数字だけを見ると取り回しが極端に小さい車ではありませんが、全高を低く抑えたプロポーションによって、一般的なSUVやセダンとは異なる視覚的な低重心感を持ちます。日常で使える登録車のサイズ感を保ちつつ、「移動のためだけの車」では終わらせない点が新型プレリュードの核心です。
参考)新型プレリュード・魅力研究《実走テスト & MORE ! 》…
ホンダ公式:プレリュード
注目装備は、新たに採用された「S+シフト」です。e:HEVは一般的な有段ATのようにギヤを段階的に変速する機構ではありません。そのため、効率や滑らかさには優れる一方、エンジン車に慣れたドライバーには、加速時の回転上昇と速度感の結び付きが薄く感じられることがあります。S+シフトは、アクセル操作、パドル操作、エンジン回転、音の演出などを統合し、変速しているようなリズムとドライバーの操作感を高めるための技術です。
参考)【最新モデル試乗】新型ホンダ・プレリュードは走りゴキゲン! …
重要なのは、S+シフトが「本物の多段変速機を積んだMT車」ではないことです。クラッチペダルを踏み、ギヤを選んで機械的につなぐ楽しさとは別の方向性にあります。一方で、ハイブリッド特有の静かで滑らかな発進、街中での扱いやすさを保ちながら、ワインディングや合流加速でより能動的に走りを楽しみたい人には、合理的な進化といえます。
| 項目 | 基準・内容 | 備考 |
|---|---|---|
| パワートレーン | 2.0L直列4気筒+2モーターe:HEV | 電動駆動を主役とするハイブリッド構成 |
| エンジン出力 | 141PS、182N・m | アトキンソンサイクル直噴エンジン |
| 駆動モーター | 184PS、315N・m | 低速域から太いトルクを発揮 |
| 駆動方式 | FF | 前輪駆動の2ドアクーペ |
| 走行演出 | S+シフト | 変速感や加減速の一体感を高める機能 |
新型プレリュードの全国メーカー希望小売価格は、617万9,800円から630万6,300円です。発売時の基本価格は617万9,800円で、600万円台のクーペという位置付けになります。自動車保険、登録時の諸費用、オプション、コーティング、アクセサリーなどは別途かかるため、実際の支払総額を把握したい場合は販売店で見積もりを取り、必要装備を含めた金額で検討することが重要です。
この価格帯は、単に移動効率や荷室容量を最優先する車を探す層には高く感じられやすいでしょう。プレリュードの価値は、4人乗りとして最低限の実用性を残しながら、低い着座感、2ドアクーペの造形、運転操作へのこだわり、長距離移動時の快適性を1台にまとめた点にあります。例えば、平日は1人または2人で通勤や買い物に使い、休日には高速道路で遠出し、景色のよいワインディングも走りたいという人には、性格が合いやすいモデルです。
一方で、家族4人が頻繁に後席を使う、チャイルドシートを日常的に脱着する、大型の荷物を常時運ぶ、雪道での四輪駆動を重視する、といった用途では慎重な確認が必要です。後席があることと、4人がいつでも快適に長距離移動できることは同じではありません。購入前には後席への乗り降り、頭上空間、前席を下げた際の後席余裕、ハッチ開口部、日常の駐車環境まで実車で確かめるべきです。
車重は約1,460kgとされ、軽量な純ガソリンスポーツカーと比較すれば軽い部類ではありません。ハイブリッドシステムや快適装備を備える以上、重量増は避けにくい要素です。しかし、低重心のボディ、広いトレッド、スポーツモデル由来のシャシー技術、モーターの即応トルクを組み合わせることで、数字上の重量だけでは判断しにくい安定感と旋回時の一体感を狙っています。
試乗では、まず通常モードで市街地を走り、段差を越えた際の突き上げや低速時の静粛性を確認してください。次に高速道路で直進安定性、追い越し加速、合流時のアクセルレスポンスを試し、可能なら曲がりくねった道でステアリングの自然さを味わうとよいでしょう。S+シフトについては、パドル操作をしたときに自分が楽しいと感じるか、演出的に感じるかを実体験で判断することが大切です。
スポーツカー選びでは最高出力の数値が注目されがちですが、新型プレリュードは「何馬力か」だけで評価しにくいモデルです。アクセルを踏み始めたときの反応、減速からコーナーへ入る際の姿勢、再加速時のトルクの出方、乗員との会話を邪魔しない静かさまで含めて、自分のドライブスタイルに合うかを確認すると、購入後の満足度を判断しやすくなります。
ボディカラーや内装の印象は、カタログや画面上と実車で大きく異なります。とくにプレリュードのように造形が魅力の中心となるクーペでは、日光の下、曇天、屋内照明で見え方が変化します。気になる色がある場合は、実車、展示車、近似色の車両でもよいので現物を確認し、洗車頻度、保管場所、傷や汚れの目立ち方まで考慮して選ぶと後悔を減らせます。
また、比較対象を用意することも有効です。運転の刺激を最優先するなら、より軽量なスポーツカーや高性能モデルとの違いを確認する価値があります。反対に、通勤・高速移動・燃費・静粛性も譲れないなら、e:HEVの滑らかさは大きな魅力になります。ホンダプレリュード新型は、速さの一点突破ではなく、デザイン、電動化、快適性、操作する楽しさをつなげたスペシャリティカーです。合理性だけで決めるのではなく、駐車場に停めた姿を見て乗りたくなるか、遠回りして帰りたくなるかまで含めて選ぶことで、このクーペらしい価値を引き出せるでしょう。

ソフト99(SOFT99) glaco(ガラコ) 撥水剤 ガラコウォッシャー パウチパック2L 自動車用フロントガラス・窓ガラスの洗浄及び撥水用 04121 (× 2)