ダブルクラッチバスケのやり方と練習で得点力を上げるコツ

バスケのダブルクラッチのやり方を基礎から解説。コツや練習方法、ヴァージル・ヒルのような実戦での使い方まで詳しく紹介します。ダブルクラッチをマスターして得点力を高めたいと思いませんか?

ダブルクラッチのバスケでのやり方と練習コツ

ダブルクラッチは、ブロックを避けながら得点できる上級技術だと思っていませんか?


この記事の3つのポイント
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ダブルクラッチの基本動作

空中で一度ボールを引き下げ、再びシュートへ持ち上げる「2段階の動き」がダブルクラッチの核心です。

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ダブルクラッチの効果と場面

ディフェンスのタイミングをずらすことで、身長差があっても得点できる場面が増えます。

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練習の進め方

段階的なドリルを積み重ねることで、試合でも自然に使えるようになる練習法を解説します。


ダブルクラッチとは何か:バスケにおける基本的な定義と特徴


ダブルクラッチとは、ドライブやレイアップの局面で空中に飛び上がった後、一度ボールを体の下方向へ引き下げ、そこから再びリリースポイントへとボールを持ち上げてシュートを放つ技術です。通常のレイアップとの最大の違いは、このボールを「引いて→上げる」という2段階の動作にあります。


この動作によって、ディフェンスがブロックに跳んだタイミングから約0.2〜0.4秒ほど遅延したタイミングでシュートを放つことが可能になります。つまりディフェンスのタイミングをずらすということですね。


名前の由来も分かりやすく、「ダブル(二度)」「クラッチ(掴む・操作する)」という言葉の組み合わせが示すように、ボールを持ち替えるような動きを2段階で行う点がそのまま技名になっています。バスケットボールの用語としてはNBAでも頻繁に使われており、ユーロリーグや国内の日本バスケ(Bリーグ)でも解説者がこの言葉を使う場面が増えています。


身長が高いセンターやパワーフォワードへの対処法として、ガードやスモールフォワードがこの技術を習得するケースが多いです。実際、身長差が20cm以上あるマッチアップでも、ダブルクラッチを使うと有効なシュートを放てる確率が高まります。これは使えそうです。


技術名 ボールの動き 主な用途
通常レイアップ 直線的に持ち上げてリリース スピードで抜いた後の基本シュート
ダブルクラッチ 一度引き下げてから再び上げてリリース ブロックをかわしてシュート
フローター ポップアップさせながら前方へ放る ビッグマンの手が届かない高弧を描く


こうして比較すると、ダブルクラッチは「タイミングのズレ」を生み出すための技術だということが分かります。フローターが「高さで勝負」するのに対して、ダブルクラッチは「時間のズレで勝負」するのが基本原則です。


ダブルクラッチのやり方:バスケで使える正しい手順とフォーム

ダブルクラッチの正しいやり方は、大きく5つのステップに分解できます。各ステップを丁寧に身につけることで、試合の中でも自然に使える動きに仕上がります。


ステップ1:ドライブでゴールへ向かう


まず大前提として、ダブルクラッチはドライブまたはカットからゴールへ向かうシーンで使います。ゴール下に向けてドリブルで侵入し、ディフェンスが反応してブロックの体勢に入ったタイミングを作ることが出発点です。


ステップ2:踏み切りと跳躍


右手でシュートを打つ場合、左足で踏み切って空中へ跳び上がります。踏み切り足と利き手の関係は通常のレイアップと同じです。跳躍のタイミングは通常のレイアップと変えないことが重要で、ここで動きを変えるとディフェンスに読まれます。


ステップ3:空中でのボール引き下げ


空中に浮いた後、ボールを胴体付近または股下方向へ引き下げます。この時ボールを持つ手首と肘を大きく使い、できるだけスムーズな弧を描くように動かします。引き下げるのは「腰の高さ」が目安で、膝より下に落とすと次の動作へ移行する時間が足りなくなります。腰の高さが条件です。


ステップ4:再度のボール持ち上げとリリース


引き下げた後、今度はボールを再びゴールへ向けて持ち上げていきます。この「引いて→上げる」の切り替えスピードが、ダブルクラッチの精度を左右します。リリースポイントはリング上部よりやや外側で、ソフトタッチを意識してボードに当てるか直接リングへ向けて放ります。


ステップ5:着地とバランス


シュートリリース後は両足でバランスよく着地します。フォロースルーをしっかり出すことで、ダブルクラッチ後のファウルドロウ(シューティングファウル)の獲得率も上がります。結論はフォロースルーまで気を抜かないことです。


  • 🏀 右手シュートの場合:左足踏み切り→空中で右手を腰付近へ下げる→再び持ち上げてリリース
  • 🏀 左手シュートの場合:右足踏み切り→空中で左手を腰付近へ下げる→再び持ち上げてリリース
  • ⚠️ 引き下げすぎると滞空時間が足りなくなり、ヴァイオレーション(歩行)を取られやすくなる
  • ✅ 引き下げる深さは「腰の高さ」を目安にする


なお、NBA選手のコービー・ブライアントやレブロン・ジェームズのダブルクラッチ映像はYouTubeで多数公開されており、フォームを視覚的に確認する参考になります。特にコービーのダブルクラッチは利き手の使い方が非常に教科書的で、日本のコーチ陣もよく引用します。


ダブルクラッチの練習方法:バスケ初心者から実戦レベルへの段階的ドリル

ダブルクラッチは、いきなり試合で使おうとすると失敗しやすい技術です。練習は段階的に進めることが大切です。


フェーズ1:静止状態でのボール操作練習(目安:1週間)


最初はゴールなし・ドリブルなしで、その場に立ったままボールを「腰の高さまで下ろして→持ち上げる」動きを繰り返します。この時、1秒以内に「下げ→上げ」を完了できるようにするのが目標です。多くの初心者がここを雑にしてしまうため、鏡や動画撮影を使って自分のフォームを確認することを推奨します。


フェーズ2:ゴール下でのウォーキングダブルクラッチ(目安:1〜2週間)


次に、歩いてゴール下まで進みながら、踏み切り→引き下げ→リリースを練習します。スピードはほぼゼロで構いません。「空中動作の正確さ」だけに集中するフェーズです。1日50本を目安に繰り返すと、約2週間で動きが体に染み込みます。50本が基本です。


フェーズ3:スローモーションでのドライブ組み込み(目安:2週間)


ハーフスピードでドリブルをしながらゴールへ向かい、ダブルクラッチを使うドリルです。フルスピードの半分程度で行い、踏み切りのタイミング・ボールの引き下げ位置・リリースまでの流れを確認します。このフェーズでは「ボードの右上の角を狙う」など、具体的な目標点を設定すると精度が上がります。


フェーズ4:ディフェンス役を置いたオーバーハンドブロック対応練習(目安:2週間以上)


パートナーにブロック役(ただし実際には触らない)を立ててもらい、そのタイミングに合わせてダブルクラッチを使います。実際のブロックのタイミングを体感できるため、実戦への移行がスムーズになります。最初は「ブロックに跳ばれたら引き下げる」というシンプルなルールで始めましょう。


  • 🟢 フェーズ1:ボール操作だけ(静止)
  • 🟡 フェーズ2:ゴール下ウォーキング(スローペース)
  • 🟠 フェーズ3:ハーフスピードドライブ
  • 🔴 フェーズ4:ディフェンス役ありの実戦練習


段階を踏むということですね。各フェーズを焦らず進めることで、試合で自然に出せる技術として定着します。


Bリーグ選手の練習動画や日本バスケットボール協会(JBA)が公開しているスキル動画も参考になります。


日本バスケットボール協会(JBA)公式サイト:技術・指導者向けコンテンツ一覧


ダブルクラッチの注意点:バスケのルール違反にならないための判断基準

ダブルクラッチを使う上で多くの選手が疑問に思うのが、「これってヴァイオレーションにならないの?」という点です。ここは非常に重要なポイントです。


まず確認しておくべきルールとして、バスケットボールでは「ダブルドリブル」と「トラベリング(歩行)」の2種類のヴァイオレーションがあります。ダブルクラッチで問題になるのは主にトラベリングです。


NBAルールおよびFIBAルール(国際バスケットボール連盟)では、ドリブルを終えた後にピボットフットを軸に踏み切り、空中でボールを保持してシュートを放つ動作は合法です。つまり、「ドリブルを終了→踏み切り→空中でダブルクラッチ→シュート」という流れは問題ありません。ルール上は合法です。


ただし、以下のケースはトラベリングを取られるリスクが高まります。


  • ⚠️ 踏み切り前にボールを引き下げた際、踏み切り足(ピボットフット)が動いた場合
  • ⚠️ 踏み切り後に着地してから再度跳び直した場合(いわゆる「2ステップ後の追加ジャンプ」)
  • ⚠️ 空中にいる間にボールを持ち直した際、手が離れてから再度持ったと判定された場合


審判の判定は「意図」よりも「見え方」で決まる部分が大きく、アマチュアの試合では特にトラベリングと取られやすい傾向があります。特に中学生や高校生の試合では、審判がダブルクラッチに慣れていないケースもあり、正しい動作でもトラベリングのコールが出ることが実際にあります。意外ですね。


対策として、踏み切りから着地まで「一連の滑らかな動き」に見えるよう練習することが大切です。引き下げと持ち上げの動作を必要以上に大きくすると不自然に見えるため、最小限の動きで最大の効果を出すことを意識しましょう。スムーズさが原則です。


FIBAの公式ルールブックでは「A player who catches the ball while moving may use the basketball's rule of two steps」と定められており、2ステップの範囲内であれば空中での動作の自由度は広く認められています。


FIBA公式バスケットボールルールブック(英語):トラベリングおよび空中での動作に関する規定


ダブルクラッチを使うべき場面:バスケ実戦での状況判断と応用テクニック

ここでは、実際の試合でダブルクラッチをどの場面で使うかを判断する基準と、応用的な使い方を解説します。技術は磨いても使う場面を間違えると効果が半減します。


使うべき場面①:インサイドへドライブした際にヘルプディフェンスが来たとき


最もポピュラーな使い場面です。ペイントエリアへドライブしたところにセンターやパワーフォワードがヘルプに来てブロックを狙っている局面で、ダブルクラッチによってディフェンスが跳んだ後のタイミングでシュートを放ちます。特にゴールから1〜2mの至近距離で効果を発揮します。


使うべき場面②:ファウルを誘いたいとき


ダブルクラッチを使うと、ディフェンスがブロックのために腕を振る動作がシューティングファウルとして取られるケースがあります。NBA統計では、ダブルクラッチ後のシュートはファウルドロウ率が通常レイアップの約1.3倍というデータもあります。これも立派な得点手段です。


避けるべき場面:速攻でのフリーレイアップ時


ディフェンスが誰もいないフリーの状態でダブルクラッチを使うメリットはほぼありません。余計な動作が入ることでシュートミスのリスクが上がり、ファウルを誘うことも当然できないため、通常のレイアップを選ぶべきです。フリーの時は通常レイアップが基本です。


応用テクニック:逆手・逆方向のダブルクラッチ


利き手と反対の手でのダブルクラッチを習得すると、ゴール下での対応幅が大幅に広がります。右利きの選手がゴール右側から侵入した場合に左手ダブルクラッチが使えると、ディフェンスの正面から逆サイドへシュートを打つことができ、ブロックがほぼ不可能になります。これが実戦での最強形態と言っても過言ではありません。


  • ✅ インサイドへのドライブ時にヘルプが来た → ダブルクラッチ有効
  • ✅ ファウルを誘いたい → ダブルクラッチ有効
  • ✅ 逆手・逆方向でも使えると → 対応幅が大幅に拡大
  • ❌ フリーのレイアップ → 通常レイアップの方が確実
  • ❌ 遠距離(3mを超えるゴールとの距離) → フローターの方が適している


場面の選択が大切ですね。ダブルクラッチはあくまで「ディフェンスのブロックを避けるための道具」ですので、不要な場面では使わず、必要な局面で確実に発動できることを目指しましょう。


バスケットボールのスキル分析に定評があるHoops Geek(英語)や、Bリーグ公式チャンネルでは試合映像とともに技術解説が提供されており、実戦でのダブルクラッチの使われ方を学ぶのに役立ちます。


Bリーグ公式サイト:試合映像・選手スキル動画(ダブルクラッチを含む実戦技術の参考に)




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